ゴールデンタイム1 2

さすがは竹宮様。
ぐんぐん引きこまれて一気に読んでしまいました!

とらドラ」のように【告白】までが寸止めではなく、一気に当人へと突っ走っていくのは、やはり大学と前回よりも過激さが上がっているのではないか!?

主人公・万里の視点がユニーク!最初はだれ視点なのか分からなかったけど、一度理解したら、その面白さがじわじわと感じられてきました。

ネタばれになるからあまり説明はできないですが、これは小説以外のメディアでやった方がいいのではないかと思います。たとえばPCゲームとかが最適なのではないかと…。

それにしても、竹宮キャラは立ってるなぁ。もちろん他の作家の作品もキャラ立てはしっかりしてるんですが、何かが違うんですね。何なんでしょうか。

本当はこんな奴らいるわけないのに、「もしかしたらいるんじゃないか」と思わせる匙加減が絶妙さが違いなのかな。あまり極端にし過ぎても。読んでる側からしたら引いてしまうし、大人しいと物足りないし…。

まあ、諸々のバランスと好みで自分の中では竹宮キャラは遠い世界の気がしないんですよ。
あまり行き過ぎたら危ない人に間違われちゃうので気をつけないとですけどね。

あんまり内容やキャラに触れてないうえに、本編と殆ど関係ない私見バリバリでつぎはぎだらけの感想ですが、「ゴールデンタイム」は文句なしに面白いです。
3巻も速攻で読みたいと思います。


恋愛サイケデリック2


<「―男だろうが女だろうが私にとっては佐那は佐那だよ。これからもずっとね。」>


前回、予想以上に面白かった「恋愛サイケデリック」の2巻をやっと読みました。
今回もトリックスター「彩家亭理子」の活躍は爽快でした!

相棒・円馬佐那の男装がとうとうバレてしまい、大騒ぎになった校内。さらには秘密を公にした張本人である生徒会会計・原犀人が理子を陥れる為に佐那へ退学を迫るという事件にまで発展!それに受けて立つ我らが彩家亭!火花散る二人の白黒つける為、千光高校伝統の討論会「千光大会議」が発動!!全校を巻き込んだ大討論は一体どこへ向かうのか!!

と多少大げさに書いてみましたが、概ねそんなところです。


メインの「千光大会議」は「彼女を言い負かすのは多分無理」を彷彿とさせる面白さ。2転3転する会議の結末は、大体想像通りですがそれでも面白かったです。

鬼面組を思い起こさせるネーミングセンスがジャンプ世代の自分にはグッときますね。


あとこのセリフは心に響きました!
<「俺からも前もって言っておく。お前ら問題児を無事に卒業させるのが教師としての俺の覚悟だ!覚えとけ!」>

理子のクラス担任・赤鬼こと赤井雄二の一言ですが、教育者はこうあってほしいものです。(私見なのであしからず)

まだ2冊しかでてないので、ぜひ一巻からどうぞ。

変愛サイケデリック 2 (電撃文庫 ま)

変愛サイケデリック 2 (電撃文庫 ま)

覇道鋼鉄テッカイオー

心身を極限まで鍛え、兵器をも超えた力を持つ存在・武侠
童貞のみが使える強力な武術『童子神功』を使うカザンは、ある時、相棒の美少女・ルゥランと共に海賊から一人の姫君を助ける。しかし、同時に海賊の背後に控える恐るべき敵の存在を知ることとなる。カザンたち『銀河武侠』の最大の敵対者『暗黒武侠』が姫君・アルフェミナを狙っていたのだ!しかもその男・グントラムは、カザンとルゥランの人生を狂わせた原因ともいえる、宿縁の相手だった…!銀河を揺るがす武侠たちの戦いが、いま始まる!
第10回SD小説新人賞大賞受賞作、堂々刊行


熱い!エロい!!
この2語に尽きる!!

Gガンダムが好きなら!
クイーンズブレイドが好きなら!
トップをねらえ!が好きなら!
絶対に読むべき!


上の3つが別に好きでなくても全然問題ありません。

久々にこんな熱い作品を読んだ。

ちょっと説明多くてだれる部分もあるけど、今後を期待させる一品。

詳しくはこちらの方のを参考にして頂いても良いと思います。
http://d.hatena.ne.jp/bluets8/20111129