君の名は

久々の更新。
ていうか、久々すぎて2年半。

仕事に追われて書く暇が無くなって、そのまま放置し続けて現在に至る。
だが、今回は余りにもこの思いをどこかに綴りたくなって、
思わず筆を取り?もとい、キーボードを叩く。

で、「君の名は」を鑑賞。

これはずるい!と思わず叫びたくなるくらい、溜息の出るような映像美に
心奪われ、そこから間髪入れず始まるradWinpsの曲。

鑑賞後にこれほど心が洗われたような気分になるのはいつ以来だろうか。

最近観た作品でいうと、「シン・ゴジラ」のように心に深く響き、
考えさせられるラストではなく、本当にスッキリと晴れ晴れした気持ちにさせられた。

例えるなら「ほしのこえ」以来の新海誠作品の全てを鍋に突っ込んで
それを三日三晩、ぐつぐつと煮込んでアクを取り続けて、綺麗になった上澄み部分だけを
すくった極上のスープのような。

そして作品の内容を一つ一つ自分なりに挙げていったら
キリが無いほどの美しい場面の数々を誰かと語りたくなるが、話しているうちに
その感動が消えてしまうのではないかと不安に思うほどの儚い味わい。

プラネタリウムを観終った後、突然現実に引き戻される感覚に似たものが胸の中を渦巻いており、
いつまでもその中に身をたゆたわせ、心地よさを感じていたいふわふわした何かがそこにはあった。

誰かと行って絆を確かめ合うのもいい、一人(笑)でじっくりと快い爽快感を感じるのもいい、
どんな楽しみ方でも最高の時間が過ごせるはず。

ちなみに知人曰く「観たらradwimpsが好きになりますよ」と。
その言葉は嘘ではなかった…。