森口織人の陰陽道
おかゆまさき初。
「ドクロちゃん」読んだことないけど、向こうもこんな感じなのかな?
阿智太郎テイストなご都合主義展開が安心して読めるけど、先がよめすぎてちょっと物足りなさがひとによっては残るかも。あと、地が「〜でございます」などの丁寧語での表現が「おぼっちゃまくん」を思い出させる。
キャラの設定で面白いのが、主人公の妄想ではなく、ヒロインの妄想がだだ漏れになるというのがユニーク。それを主人公が受け止めるのが2000年代を感じさせる。80、90年代なら男性側の視点で展開されているだろうしね。その変化球具合がちょっとどきどきしてしまう。
- 作者: おかゆまさき,とりしも
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/08
- メディア: 文庫
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これは一種のSM小説だ。潜在Sの視点で読めば、より楽しめるでしょう。