2010-01-01から1年間の記事一覧

鋼殻のレギオス14 15

14巻と15巻の一気読み。 グレンダンを舞台にしたシリアスな14巻に対してツェルニでのコミカルさが入り混じった学生生活。全然違うようでいて、その根っこにあるレイフォンのコンプレックスが本編全体に仄暗い雰囲気を醸し出していた。色々と人間関係が進んだ…

ライトノベルの神様

とってもベタで王道な作品でした。しかし、王道過ぎるだけに下手したら一人よがりな駄作に なってしまうのではないかと思っていたが、 読んでみると、「お約束」をうまく料理していて最後まで 尻つぼみになることなく楽しめました。欲を言えば、意外性があま…

僕は友達が少ない5

≪「ううう……小鷹ぁ……」 星奈が泣きそうな目になって俺を見た。 「……なんでリアルの会話には選択肢とセーブポイントがないの……?」≫星奈の残念な一言が印象的な第5巻。前回の結婚話のネタも一応オチらしきものをつけつつ、遊園地に向かった隣人部一同。そこ…

二年四組交換日記 腐ったリンゴはくさらない

これは面白い!生徒35人の名前当て企画もさることながら、中身も文句なし!登場人物達の名前は、最初は全然分からないけど、じっくり読めば 誰がどのキャラか自然と浮かび上がってくるので 戸惑う必要はありません。 あくまで、内容を盛り上げるスパイスと考え…

ミスマルカ興国物語Ⅶ

大陸統一の為に紋章を集めていたマヒロ一行の旅もいよいよ終盤を迎え、なにやら怪しい雰囲気が…。えぐいねぇ。今までで一番残酷な展開に泣きそうになっちゃいました。 ≪「っ……、どんなに辛くても、俺は恨まねぇぞ……。奇跡を起こしてくれるんなら、感謝する………

鷲見ヶ原うぐいすの論証

これは、名作ならぬ迷作。 どこへ向かおうとしているのかよく分からない話だった。 ミステリーなのか、ラブコメなのか、方向性が見えない展開に 消化不良を感じてしまいました。 やっぱり「あれもこれも」というよりは、一本に絞ったほうが いいのかね? ま…

ラ・のべつまくなし3

「あなたにとってライトノベルとはなんですか?」冒頭の一文に目を奪われた。自分にとってライトノベルとは? 「あれ?自分にとってライトノベルってなんだろう?」考え始めるとどこまでもとめどなく思い出される作品の数々。最初に手に取ったきっかけは、オ…

レイセン File2:アタックフォース  ともだち同盟

ともだち同盟やばい!これは怖すぎます!! 甘っちょろい学園物とか考えてたら とんだしっぺ返しを食らった気分です。 ≪付き合ってしまえば別れないといけなくなる。そんなリスクを背負うのは嫌だった。ひたすら実直に同盟を履行することしか弥刀にはできなかっ…

バカとテストと召喚獣8

いいですね、同棲(姉つき)。今回は、試召戦争よりも明久と雄二の逃亡劇が見どころかと。 毎度おなじみ、誤解が誤解を呼んで始まる大騒動。これがマンネリだと言う人もいるだろうが、それがいいんです。手を替え品を替え、ドタバタに持っていくその手腕に自分…

カンピオーネⅦ

はい、出ました。またハーレム形成です。いったい世の中どうなってるの。やはり、「力が正義」なんでしょうか?羅王みたいに覇を唱えないとだめなのかしらねぇ。 今回は孫悟空との戦いなんですが、そんなことどうでもいいです。ええ、どうでもいいんです。大…

追想五断章

失われた五つの短編とそれにまつわる物語を描いた作品ですが、面白かったです!銃弾飛び交うアクションとかは全然出てこない地味なお話なんだけども、それを感じさせない味わい深い世界観が楽しめます。するめのように、噛めば噛むほど味が出てきて、最後は…

文学少女見習いの卒業

文学少女見習いの卒業親友の瞳と心葉が付き合うことになった? なぜ?なに?どうして?その真相を探る菜乃が知った事実とは…。心葉との別れ、親友との別れを乗り越えて、その先に始まる新しい生活に向けて歩き出す菜乃の成長の物語に心が暖かくなりました。…

エアリエル

エアリエル≪「いいよ。すっごくいい。……ああ、なんて綺麗なんだ」≫これだけ読んだら一体なんだか良く分からないですが、 内容は、ラノベ版「紅の豚」って感じです。ほのぼのとシリアスがほどよく混じったドラマ部分とアクションとのバランスがいい塩梅で展開…

とある魔術の禁書目録20

スケールも大きくなってとうとう第三次世界大戦になってしまった「禁書目録ワールド」。上条、一方通行、浜面とそれぞれの物語の主人公がロシアに向かう一方で、世界を股に掛けた争いが各地で展開される歴史大河に変貌してしまい、どう収集つけるのか全然想…

偽物語 下

≪「にいひゃん……いいよ」 何が!? 何がいいの!?≫ この作品ってR18だったっけ?と勘違いしそうになっちゃいました! 読めば読むほど癖になる「百物語」シリーズ。今回は、ファイアーシスターズの参謀担当 阿良々木月火がメインとなって八面六臂の大活躍!……と…

文学少女と恋する挿話集3

いやいや、積ん読だった「文学少女」をようやく読みました。基本、遠子と心葉以外のキャラに焦点が当てられてたのですが(もちろん二人が主役の回もあります)、流人とちあの二人を軸にした物語が自分の一番お気に入りです。なにより、ちあちゃんが自分の心に…

世界平和は一家団欒の後に10

とうとう完結!「ああ、とうとう終わりか」と残念に思ったが、素敵なラストに一安心。散々、ひっぱっておいて軋人と香奈子の二人がくっつかなかったらどうしてくれようかと思ったのだが、無事に結ばれて安心しました。 ≪「香奈子、いいから俺んとこ戻ってこ…

不堕落なルイシュ

愛ですね、愛。何だか良く分からない部分があっても、そこには全て愛があるのです。だから、深く考えずに感じましょう。 ≪「ところで兄さん、ひとつ質問があります」 アイスの棒を涙殊はこちらに向かって突きつける。「愛って何だと思いますか?」≫それを象…

ロウきゅーぶ!5

やってきました!夏!海!水着! 今回はメインがバスケではないのです!夏休みのバカンスを楽しむ5人と昴のホンワカ場面が今回の読みどころ。≪そして、にわかには信じがたい惨状を目の当たりにさせられた。 顔を真っ青にしてがくがくとふるえる愛莉の、肩口…

ベン・トー5,5

やばい!やばすぎるっす!!まさか、警備員のおっちゃんがガチ○チなだけでなく、ガチ○○だったなんて…。ここは本編を読めばわかるので、解説一切なし!佐藤が貞操の危機を訴えた1章「鳥になった男達」を始め、どれも読みごたえ抜群の短編集。とくに白粉ファン…

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん8

初の「みーまー」昔っから噂は聞いてたけど、電撃マガジンに掲載されてた「光の庭」を読んでその容赦ない内容に怖くなり、敬遠してました。ただ、映画化も決まったこともあり、「少しは読んでみるか」と8巻から読むことに。完全にそれ以前を読む気ないんです…

魔王城三限目 四限目

一気に読みました!まさかこうくるとは、想像してなかった。正直、日常系になるかと思ってたのに、予想以上の激しい展開に打ちのめされました。隣国、パーパテッタ皇国の錬金術師に罠にはまってしまったアプリール。さらに、その〈悪行〉に魔人を討伐しよう…

僕は友達が少ない4  

髪を切った夜空という、大きなヒキで終わった3巻なのだが、 4巻はそれを引っ張ることなくさらっと次の話題へと転換。しかし、イメチェンは夜空だけでなく理科までも。ま、でもその部分はとくにピックアップされてなく、それを印象付けるような一言がこちら≪…

ロウきゅーぶ!4   

何だか、さり気にエロ度が増しているような気がしないでもない挿し絵や折り込みカラーイラストに高い壁を感じつつも、なんとか手に入れて読み終えました。今回は、夏合宿に向かう慧心女バス部の面々ですが、いきなり起こるトラブルに振り回されてしまう昴達…

偽物語 上

やっと読むことができた。周りからしたら「いまさら」感が強い作品ですが、面白かった。良くできた寸止め恋愛ゲームを読んでいるような感覚でした。それぞれのキャラと何か起こりそうだけど、すれすれのところで何も起こらないドキドキ感とひたぎさんのうろ…

神様のメモ帳5

「バッテリー」「江夏の21球」「若草高校野球部狂想曲」(ちょっと古いか)etc……。野球を題材にした作品は数あれど、まさか、この作品でも野球ネタがくるとは思いませんでした。でも、そこは普通の野球とは趣が違いましたね。 ヤクザと対戦するだけあって、ル…

ロウきゅーぶ!3

今回もバスケのイラストは全く出てこなかった。一体いつになったら出てくるんだろう?ていうか、最後まで出さない気か?それなら別のレーベルで画を変えて出すときにバスケシーンをメーンで!と勝手に言ってみたり。今回は夏!プール!水着!ちょうど今の時…

アムリタ 鬼切り夜鳥子2

アムリタ 野崎まど メディアワークス文庫創刊作品。読んだ感想は、一言で言うと「西尾維新風」でしたね。内容は、全然伝奇ものでなく現代ホラーといったところでしょうか。芸大に通う若者たちの群像劇の体裁だけども「あすなろ白書」というよりは「呪怨」と…

ガジェット2

結構重い話が続くんだけど、それを余り感じさせないのは、真白やリト、ディンタニアの直球ラブが印象に残るからかな。今回もいい台詞が一杯です。そのなかでもこれ!≪「あの、周防さん、どうして二人で買い出しに来ることになったか覚えてる?」 「あたしが…

ロウきゅーぶ2

タイトルで敬遠してたが、1巻を読んでお気に入りになってしまった名作。今回もやっぱり見せてくれました。意味のあるのかないのか分からない見開きのエロシーン。「こういうのが購買意欲をそそるんだろうなぁ」と一歩引いた目で見てしまう自分だが、じっくり…