2010-01-01から1年間の記事一覧

クリスマス上等

「聖剣の刀鍛冶」の三浦勇雄のデビュー作品。 「クリスマスイブ、突然サンタクロースに選ばれた」主人公・五十嵐鉄平が同級生・古都ゆかりの笑顔を守る為にがんばる、というお話…なんです。三浦作品は「聖剣の刀鍛冶」の1巻だけ読んで、なんとなく合わない気…

ロウきゅーぶ! 1

巷で噂のロリ系スポ根ライトノベルをとうとう読んでみた。バスケットものと小学生というフレーズしかしらなかったので、「どうかな〜」と懐疑的に思いながら読み進めていったのだが…いやいや、今までバカにしててすいませんでした。とっても面白くて、一気に…

鬼切り夜鳥子〜百鬼夜行学園〜

「ゲームデザイン脳」の桝田省治の小説です。没になったゲーム企画が元になった作品ということですが、なんでこれが没なの?と思う位面白い!連作短編の参考書としても差し支えないほど基本に忠実でありつつも盛り上げのエッセンスが絶妙に配置された、洒脱…

ガジェット

学園異能ファンタジー、なんだけどラブコメハーレム要素が一杯で、さすがスニーカー文庫と喝采。 ≪「おにーさん自分で脱ぐのと脱がせてもらうのとどっちがいいですか?」≫こちら、小学生のセリフ≪天巡くんがあたしを巻き込んじゃったんです。なのに、自分だ…

レンタルマギカ 銀の騎士と魔法使い

≪「がんばれよ、イバイツ」 誰にも聞こえない声で、碁盤顔の少年は密かな応援を口にしたのであった。≫ この言葉が暗示するように、とにかくいつきががんばってがんばって、がんばりまくるターン。最初から最後までいつきが活躍することがこれまでにあっただ…

末代まで!2  かりそめエマノン 

いやいや、サブタイに「丑三つトライアングル」とあるだけに、心霊三角関係はどう転がるのかと読み進めていったのだが…。 なぜ、お岩と花子の二人が共闘して三号を祟ろうとするのか。 最後まで分かったような分からなかったような、もやもやが少し残ってしま…

ほうかごのロケッティア  ゲームデザイン脳  

最初は電波系に終始した内容かと思ったら、 それをロケット作りを通して乗り越えようと努力する青春ものだった「ほうかごのロケッティア」。面白かったです。専門的な部分も上手く説明されていて、イメージが湧いてきました。読んでたらロケット作りたくなっ…

スイートライン3 オーディション編

巻が進むごとに熱くなる「スイートライン」 まるで80年代大映ドラマのような真っ直ぐな青春を感じさせてくれます。いよいよオーディションに突入したが、「完全無欠の天使」秋宮涼子に挑むはるかと、おろおろとうろたえるばかりの永遠。己の全存在を賭けてオ…

末代まで!

タイトルだけは知っていたが、全くチェックしてませんでした。 表紙がこれまでのラノベ作品に見ない形だったので、思わず手に取り、凝視。ふつうは帯をつける為にあまり主人公の顔やタイトルを下部に配置することはないのですが、これはヒロインの顔が所狭し…

彼女は戦争妖精5

ここまで、戦国ものばりに登場人物が順調に増え続けてきてるが、今回も新たなキャラが何人(匹?)も出てきて、どう収集つけるのか。自分は、前回ロードとしてルテティアと契約したさつきの空回りっぷりが可愛らしくて堪らないです。個人的には物語をどうこう…

とらドラ・スピンオフ3! 

素晴らしい!なにが素晴らしいって、サブタイ! 「俺の弁当を見てくれ」誰の為のタイトルか、これまでシリーズを読んできた読者ならおわかりのはず。表題作を含めたどの短編もいい感じに楽しめます。自分がお気に入りは二つ。「とらドラ!な日曜日」と「にせ…

迷宮街クロニクル4 青空のもと 道は別れ

やっと読み終えたというのが最初の感想。 450Pは長いね。でも、それだけの物語がここにありました。迷宮街を去る決意をした真壁、残り続ける他のメンバー達。 彼が求めていたものは何なのか、望みのものが手に入ったのかどうか。 答えは見つかったのか。で…

ささみさん@がんばらない2

前回、引きこもりをやめて学校に通うようになったささみ。それでも慣れない登下校は、非常に疲れるのだが…。そんなとき、ささみが兄、月読の部屋で偶然見つけたDVD[ササミ・ウィッチ・プロジェクト]そこに映された内容とは?DVDの内容はタイトルから…

ダンタリアンの書架4  漫画力 大学でマンガ始めました

久しぶりに本を読んだ。 あれですね。サラリーマンってこんなに忙しかったのかと衝撃を受けているところです。で、「ダンタリアン」ですが、これは、もう大きなどんでん返しとかなく、安定した語りで楽しめました。連作短編なのでさくっと読めて、教訓めいた…

ほうかご百物語7

どんどんラブラブ度がUPしていく真一とイタチさんのバカップル。でも、真一の無自覚な浮気症にやきもきするイタチさんがまたかわいいんだよね。≪「綺麗な女の子が来て嫌がる奴はいないって。みんな好きだし、絵になるしね」≫これなんてまだ序の口。他にも…

とある魔術の禁書目録19

最近、仕事が忙しくてなかなか読めない。一週間かけてようやっと読んだんだけど…一年ぶり位に続編を読んだ気がする。 どんな話だったっけ?と思ったが、学園都市編だったので、とくに戸惑うことなくあっさり入り込めた。それにしても、一方通行がハードボイ…

レンタルマギカ 滅びし竜と魔法使い

二部最終巻。だけど、まだ続きますよ。ラストは自分の中で割り切れなさを感じるものだったので、 正直、三部もあると知ってほっとしました。前巻でズタズタに引き裂かれたアストラルの面々がどう立ち向かうのか、 そこからどう這い上がるのかが焦点となった…

僕は友達が少ない1 2 3

これは、灰色の青春まっしぐらな裏街道のリア充だ! 真面目に学校通ってても得られない後ろ向きに前を歩く者どもの 抜け殻がここにある! 名言迷言の数々を楽しんでもらいたい作品。「ラノベ部」のノリが好きなら絶対にハマるでしょう。あれのリミッターが外…

傷物語

アニメ化の人気もひと段落して、ようやく読みました。読んでて切なくなってしまった。キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの持つ深い悲しみ、 羽川翼の持つ心の強さ、 阿良々木暦のひねた素直さ、 忍野メメの公平な精神。どれひとつかけ…

放課後の魔術師6 ミスティックトリップ ※それなりにネタばれあり

「香音の文化祭はどうなったんだ!」とブックレットの中身を確かめられず、前回の文化祭の余韻を引きずったまま修学旅行編に突入。極めて一般的?な女の子視点で展開される純愛ラブコメ魔法物語。物語は修学旅行向かうことになり、相手の本拠地に意図せずし…

人類は衰退しました5

いやぁー、今日も人類は衰退しまくってます![私]の学生時代を描いた前半と、全てがゲーム化した世界で起こる摩訶不思議アドベンチャーに辟易しつつも解決に乗り出す「私」を描いた後半。シュールというかなんというか…。決して大爆笑ではなく、かといって…

アカイロ/ロマンス6

ようやく読み終えました。 前巻の引きで、どんでん返しがあっただけに、どう始まるのか思っていたが、静かな始まりに拍子抜け。でも、その静かさが景介の心中に渦巻く葛藤が引き立ってより鮮明に浮かび上がらせてくれる。≪『電源、入れなさい』 ≫この言葉が…

死なない男に恋した少女4 5

なんか、この作品は読んでて「必殺仕事人」か「ハングマン」のような 印象がある。4は、恭子に恋した男子とそれになんとなくイライラしている狗斗のお話。 この回は組織絡みの話が出てこないことを考えると、 番外編と言った方がいいのかもしれない。でも、…

レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女

とうとう出ました!「お・り・が・み」「戦闘城塞マスラヲ」に続く聖魔杯サーガ第三弾! 主役はもちろん、前回「魔眼王」として聖魔杯に優勝した川村ヒデオ。今回も並みいる強敵達をハッタリでバッタバッタなぎ倒していく!…… ということは、全然なくて……。…

文学少女見習いの傷心 

前回、心葉の「嫌いだ」宣言から始まった2巻 タイトルの通り、今回は菜乃は、これまでの自分の人生で見ることの無かった憎しみや苦しみや悔しさ、恨みに直面し、価値観を揺さぶられます。 一体何が正しいのか?戸惑い、おびえ、迷い、悩みながらも答えを出…

ベン・トー5

面白かったよ。段々とラブコメ要素が出てきた感はあるが、全然物語を崩さず、 むしろ読むごとに、熟成したワインのような芳醇な味わいを醸し出して…… 自分で書いててよく分からない感想になってしまった。この巻のヒロイン「広部蘭」の二面性がいい具合に仙…

「東京都の「非実在青少年」を巡る条例改正の動きについて

非常に興味深い記事が、作家・山本弘さんのブログに掲載されていた。 ぜひ読んでもらいたいです。 http://hirorin.otaden.jp/ ここを読めば、大体のことは分かると思いますが、 映像業界でも似たような自主規制が大量にあるだけに他人事とは思えません。 も…

お・り・が・み4 5 6 7

これで終わり!長かった! やっぱり1冊ずつ感想書いていけばよかった。4獄の弓 鈴蘭の妹、睡蓮の登場。名護屋河の血が持つ血筋の隠された力明らかに……。 てなわけでもなく、魔殺商会の社員旅行として、2泊3日で海へ。睡蓮の天然がこの巻の読みどころ。お…

もっと!陰からマモル!

久しぶりに書き込む気がするが、まだ3日も経っていなかったのか。そして、こちらも久方ぶりに復活。 おかえりなさ〜い。うん、相変わらずのゆる〜いお笑いだね。 前回が好きだった人なら、楽しめるだろうし、 これから読み始める人も、全然気にならない話の…

お・り・が・み1 2 3

分量としては、それほどでもないので一気読み。良くも悪くも、今の林トモアキにある毒々しさというか、蛇のようなねちっこさがなくって、さらっとした文章は、ちょっと物足りない。要所要所で感じるものはあるが、今ほどではない。逆にいえば、この作品を通…