放課後の魔術師6 ミスティックトリップ ※それなりにネタばれあり
「香音の文化祭はどうなったんだ!」とブックレットの中身を確かめられず、前回の文化祭の余韻を引きずったまま修学旅行編に突入。
極めて一般的?な女の子視点で展開される純愛ラブコメ魔法物語。
物語は修学旅行向かうことになり、相手の本拠地に意図せずして飛び込むことになってしまう一同。
安芸と斎条の二人が冷や汗交じりで思い出す師匠とも対面を果たし、事態は又一段と深いところへと向かっていく。
二人の恋も進展していよいよ、と思ったらまたまた新たな障害が。
≪なんて事だろう。
僕のせいで播機さんを泣かせてしまうなんて。
君にはいつでも笑っていてほしいのに。
僕が笑えない分、君の笑顔が、僕を支えてくれていたのに。
そうだ。
僕は守ると決めていた。
僕が守りたかったのは、君のその笑顔だった。
君が笑顔を見せてくれれば、
僕もいつかまた、笑う事が出来るんじゃないかと、
そう、思っていたんだ。
初めて、君に会った時から。
ああ。
そうか。
そうだったのか。
どうして今まで気付かなかったんだろう。
この瞬間まで分かっていなかった。
ミシェルに幼稚と言われても仕方がなかったんだ。
修練が足りないなあ。
播機さん。
僕は。
僕は、君のことが。≫
中盤、つらつらと書き連ねられる安芸の心情を読んでいると、ようやく気付いたのか。と突っ込みを入れてたら、また二転三転。
≪私は、イドの誘いに乗るのだ。
誘いに乗って、秋津先生を助けに行く。
私を助けてくれた秋津先生を、今度は助けに行くのだ。
それは、もちろん、最高にワクワクする事だった。≫
これですね。今時の女の子は守られるだけじゃない。恋する乙女はピンチの時も絶対あきらめない。そう、それが可憐な乙女のポリシー。
某セーラー服美少女戦士のEDから引用させていただきました。
今回は、面白いですよ。いや、今回も面白い。
お馴染みのボードゲームはほとんど出てきませんが、それは日常編にお任せするということで。ここでは、物語にどっぷりつかってたのしみましょう。
いや、それにしてもロゼ、いい意味で破綻していて面白い。
でも自分は香音一筋!誰か、ブックレットもらったら貸して下さい!
放課後の魔術師 (6)ミスティック・トリップ (角川スニーカー文庫)
- 作者: 土屋つかさ,ふゆの春秋
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/01/01
- メディア: 文庫
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