2009-01-01から1年間の記事一覧
プリン最強です! これを凶器にするなんて、正気ですか?と聞きたくなる。これで完結。正直もったいないと思ったが、あとがきを読むと、納得。 「経験値上昇中」のあとがきに書かれている、作者の作品に対する矜持に共感できた。「儚くも永久のカナシ」 ≪「…
前巻、ウィリアムの登場で幕を引いた17巻に 「えー!ここで!?」とビビってたが、 その余韻も忘れて、19巻が出た今頃になって、ようやく読みました最初から最後までずっと戦闘。 これまでのパワーバランスをひっくり返すような 敵味方に一体どうやって、誰…
これはすごい!まさかシャチがあんなふうに関わってくるなんて!どう書いてもネタばれになってしまうから、 あえて内容は説明しないけど、(本のあらすじで大体分かるけれども) うっかり日本ランキングトップテンに入る女の子と 天然の男の子のボーイミーツガ…
「神4」 四代目の運営する音楽イベントに起こる妨害工作。 そこに絡む平坂組の創設者平坂。 二人の悲しい因縁が生んだ今回の騒動に アリスとナルミの二人はどう決着をつけるのか。 で、本編とあんまり関係ないけど「フェケ○リコ」だよなぁ、このバンド。で…
「生徒会の一存」の如く、まったりトークが売りの日常淡々系小説。それにしても、龍之介の立ち位置は面白い。幼馴染みに恋している体で話を進めておきながら、実は既に玉砕していたなんて……。 完全にしてやられた。そんな龍之介の玉砕エピソードで幕を閉じる…
「神様3」 とにかく、ナルミが走りまくる走りまくる。 物語の最初から最後まで所狭しと、真相を求めて駆けずり回る様子は それまでの彼に見られないひたむきさがあった。テツとのケンカにしても、以前の彼には見られなかった覚悟がある。そう、全編通してナ…
人気ラノベ作家が実は妖怪だった。その設定を利用した私小説風に描いていて面白いという話を聞いていたが、 たいして期待はしていなかった。果たして、そんなにテンションが上がることもなくさらっと読めた。でもこの作品のすごいところは、そのさらっと読め…
「プリンセス」 なるほど!これは、「ベネズエラ〜」と合わせて、一つの作品になるのか。 前回はイケニエビト視点、今回はタマシイビト視点。 あれだね、金城武とケリーチャンが主演で、辻仁成と江國香織が書いた…… ……そう、「冷静と情熱の間に」に似て……い…
「ベネズエラ〜」 どこかで似たような話を読んだことがあるような……そうだ、「ネガティブハッピーチェーンソーエッジ」だ。ヒロインの女の子がチェーンソー男に狙われる設定が、イケニエビトとタマシイビトとの関係に通じるものがあると感じた。でも、こっち…
「月色プラットホーム」を読んで以来気になってる水口作品「ウィッチマズルカ」。「マジックレプリカ」と呼ばれる魔術を操る姉妹、夏咲と未玖の二人が陰謀に巻き込まれ、様々な困難にぶつかりながらも乗り越えていく物語。 一番の読みどころは姉妹の絆。「外…
俺妹 最近、twitterや徳島のイベントで話題になったりしてるので、はてブの人は大体知ってるであろう、「俺の妹が〜」。 読むたびに刺激されるコンプレックス。主人公の京介に共感してるのは自分だけじゃないはず。あんなできた妹がいたらいたたまれなくなっ…
原作も読まずに、封切り二日目に行ってまいりました。なぜなら、映画の日で¥1000だからです。原作読んだ方ならご存知でしょうが、「箱根駅伝をどうやって再現するのか?」それに尽きると思います。ですが、本編を観たらそんなことは言えなくなります。鑑賞…
やってきましたイタチさん。 季節も秋から冬、そして春と四季を感じさせつつ、物語は進んで行くわけですが、 そこはあっさり進まないのが世の常とでも言うべきか。2巻のラストで穂村から依頼を受けて温泉街での妖怪退治と相成った一同。見渡す限り一面の銀…
20世紀ノスタルジックSFとして、次世代に残したい作品第一位である「おもいでエマノン」との出会いは、鶴田謙二の漫画が最初でした。そのときに読んだ衝撃は一生忘れられない。SFなのに、タイムリープも宇宙船も、未来を感じさせるものは何一つ無く、…
4巻で完結したと思いきや、後日談が。真冬と直巳の3歩進んで2歩下がるカップルもいよいよゴールイン! だが、そこにいたるまでのユーリや響子先輩の葛藤があってこその本巻と 言っても過言ではありません。一話から順に過去へとさかのぼって行くような構成を…
「ライトノベル」 を主題に扱うということで、初めて学会なるものに行ってみました。詳しい内容は、多分他の方が発表するだろうし、簡単に内容と感想を。 13:00-13:40 大島丈志「ライトノベルにおける日本近代文学の受容」 13:40-14:20 井上乃武「コンテンツ…
毎度豊富なバリエーションで笑わせてくれるバカテスだが、、 今回もまたやってくれました。 秀吉、優子の二人の入れ替わり事件に始まり、 海での臨死体験や女装強制プレイなど……。 よくもまあ、これだけいじるネタがあるものだと、 電車の中で笑いをこらえな…
可愛い表紙とタイトルにだまされた! めちゃめちゃコワいし!しかも、雷雨も相まって、部屋に一人でいるのが怖くなって 友達に一時間も電話してしまった。 お前は小学生か、とツッコミたくなるが、本当に怖いのだ。そもそも、ライトノベルで実話の怪談集を出…
阿智太郎はすごい。 こんなばかばかしい話を10年以上、書き続けているのだから。 今回は、吸血鬼だらけの村に引っ越してしまい、美少女に血を狙われることになった 少年の話なんだけど、展開のご都合主義たるや「こう来るか」と感心してしまう。やはっり、…
最近はなかなかまとめて読む機会がない。で、ようやく読んだ感想は一言で言うなら「魂の平穏を求めてさまよう者たちの物語」だ。 引きこもり気味の高校生ナルミの出会ったニート達は、一見すると社会のつまはじき者に思われる。しかし、一度目的意識を持てば…
キャラが走りまくってる!生き生きと動きまわり、泣き、笑い、喜ぶ春田やゆりちゃんを読んでると元気が出てきた。人生の不条理を全身に浴びて、泥だらけになった二人は、どんなに恰好悪く這いつくばっても、とにかく前のめりに前に進んでいく。失うことを恐…
琴吹ななせの友人である森ちゃんとそのクラスメイトの反町亮太がメインの挿話集2。二人の初々しさが可愛らしすぎて、全編キュンキュンしちゃいます! 亮太の告白からファーストキスまで、本編にはない真っ当な青春がここにある!「健全な恋愛っていいよね」…
一気読み。疲れました。10日以上かかってようやく読み終えました。リアルな戦争をファンタジーな世界でやったらどうなるのか?そうしたら、こうなった。 現実に即した状況を引き合いに出し、たんなる銃撃戦などの戦闘に留まらず、 戦争における地味な部分…
今回も草薙護堂のハーレムっぷりは顕在。 基本、ボス戦しかないのでわかりやすい展開で楽しめる。 でも、全編通して最も力が入っているのは、「教授」の術を使う場面だと思う。 なんとなく、クライマックスがあっさりしてるのは、ラブコメパートがメインだか…
スニーカー大賞受賞作家としてデビューなのに、受賞作品ではないという、ちょっと珍しい作品。 あとがきによると件の作品「ウォーターズ・ウィスパー」は『暗い・重い・痛い』の三重苦だから新たに書いたそうだ。刊行を躊躇われるような作品を発売してみるの…
おかゆまさき初。「ドクロちゃん」読んだことないけど、向こうもこんな感じなのかな?阿智太郎テイストなご都合主義展開が安心して読めるけど、先がよめすぎてちょっと物足りなさがひとによっては残るかも。あと、地が「〜でございます」などの丁寧語での表…
冴木忍も久しぶりだ。 読んでみると、あいかわらず物語の繋ぎ方がうまい。それほど情報を多く提示しているわけでもないのに、気になるところがほとんどなく読める。一歩引いたような落ち着いた文体はまるで歴史書を噛み砕いたよう。ただ、残念なのは、物語で…
分かりやすくて面白かった。妖怪ものって大なり小なり小難しくなりがちなんだけど、これは全然そんなことなくてスラスラ読めた。ラノベってこうだよな、と再認識できた作品。やっぱりイチオシはイタチさん。少し拙い言葉使いがとっても可愛らしい。しかし、…
これは本当に商業誌なのか?実は同人誌だったと言われるとすごく納得できるのだが。ふざけてるようで、巧妙に計算された流れが読者の目をあざむき、ろりぺたのるーしーに読者の目を向かせることで、後半の総力戦での変化が効果的に表現されている。と言いた…
アニメ化、ということでその前に一度読んでみようと手に取ってみた。中世ファンタジーものは最近、あまりヒット作がないので楽しみだった。 この手のもので有名どころといえば、「スレイヤーズ」「ロードス島戦記」や「魔術師オーフェン」といったところか。…