ばけらの2
人気ラノベ作家が実は妖怪だった。
その設定を利用した私小説風に描いていて面白いという話を聞いていたが、
たいして期待はしていなかった。
果たして、そんなにテンションが上がることもなくさらっと読めた。
でもこの作品のすごいところは、そのさらっと読めるところだ。
力の入ってなさ具合が(力いれてたらごめんなさい)ほどよくて、
ほんとにこんな場所が池袋にありそうだと納得してしまいそうになる。
それに、小説家のような文筆業に憧れを抱く身としては、
「なんて素敵な堕落生活」と羨ましくなるような毎日。
やっぱり印税生活をめざすっきゃないね!
てな感じで。
- 作者: 杉井光,赤人
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2009/01/15
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 18回
- この商品を含むブログ (64件) を見る