神様のメモ帳3 学校の階段10 ラノベ部  ベン・トー

「神様3」
とにかく、ナルミが走りまくる走りまくる。
物語の最初から最後まで所狭しと、真相を求めて駆けずり回る様子は
それまでの彼に見られないひたむきさがあった。

テツとのケンカにしても、以前の彼には見られなかった覚悟がある。

そう、全編通してナルミが本当の意味で主人公なのだ。
これまでのように、最後にちょろっと活躍するだけではなく。

ここまでねばって読んだカイがあった。

神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)

神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)

「学校10」
とにかく缶バッチのダークサイドでもやもやしまくりの前半だった。
刈谷との対決もそのままのムードでシリアスにいったらいやだなーと思っていると、
御神楽と小夏らの「階段部殲滅作戦」で一気にお祭りムードに一変。
やっぱり階段部はこうでなくっちゃとそれまでのもやもやを吹き飛ばして
後半からクライマックスにかけて、笑いと涙のコメディに。
各人の対決もこれまでの総集編かというくらいに総出演。「怪獣大行進」を観てるような
高揚感を味わっちゃいました。

そしてそして、二人の対決はというと……。
読んでのお楽しみということで。

でも、これだけは言わせてくれ!
「『先に』、行かせてもらう」

学校の階段 10 (ファミ通文庫)

学校の階段 10 (ファミ通文庫)

ラノベ部
まったりにやにやふむふむふぅーん、読んだ感想を表すとこんな感じ。
だって、多分これ読んでる人のほとんどがこういう風に学生時代を
ラノベ読んで過ごしてたんだろうなーって考えると、
とても他人ごとには思えません。

むしろ、面白さよりも気恥ずかしさのようなものがありました。

ラノベ部 (MF文庫J)

ラノベ部 (MF文庫J)

ベン・トー4」
今回も熱い!先輩の背中と太ももが!ジョニーが雄たけびを
上げたくなる気持ちは十二分に読んでて伝わってきたぞぉぉぉ!

川での真紀乃との対面、先輩とあやめの入浴シーン、夜の雑魚寝、
目覚めた朝の至福のひとときと数あれど、やはり「狼」たちの
戦いであろう。今回も「サラマンダー」、「ナックラビィー」「大顎」など
新しい二つ名が登場するが、やはり「ギリー・ドゥー」なくして
今回の物語は語れない。

ラストの「変態」との一騎打ちはセガ信者なら絶対に読んでほしいところです。


ベン・トー 4 花火ちらし寿司305円 (スーパーダッシュ文庫)

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