2012-01-01から1年間の記事一覧

俺の妹がこんなに可愛いわけがない10

〈「あーやだやだ、やっぱ俺、勉強とか嫌いだわ」 成績いいやつはちがうのかねえ、桐乃はどんな気持ちで勉強してんだろ。 「ちょっとメールでもしてみっか」 思い立った俺は、携帯で妹にメールを送ってみた。 「お兄ちゃん今日いっぱい勉強したよ!」 送信、…

IS(インフィニットストラトス)6,7

< 前に日本の風習で指切りげんまんを覚えてからというもの、シャルは妙にこれがお気に 入りらしい。俺と下別段断る理由もないので、毎回こうして指切りげんまんに付き合って いるわけだが。 「指切りげんまん、ウソついたらクラスター爆弾のーますっ♪」><…

デート・ア・ライブ4 五河シスター

シリアスとギャグの混じり具合が絶妙な「デート・ア・ライブ」 今回は、士道の妹・琴里が対象に。全てを知る琴里だけに攻略は非常にハイレベル。 士道がどう攻略するのかが読みどころ。3巻で圧倒的な力を見せた狂三の真の目的も今後の展開を楽しませてくれる…

新約とある魔術の禁書目録3

<「アンタと私は、同じ道を進んでいる。そのことを忘れんじゃないわよ」>とうとう美琴さんが前に出てきましたか。やっとというかなんというか。ハワイ・オアフ島へと降り立った上条さんと美琴、その他大勢…。 いつもと少し違った視点で描かれる本作は、多…

カンピオーネⅫ かりそめの聖夜

<わたしの答えは……今回も同じです。あなたのために『剣』を研ぐ役、いつだって拒んだりはしません。今度もいっしょに、戦わせてください>一番の楽しみ、草薙護堂が持つ十の権能の一つ「剣」。お約束のラブシーンはそこいらの作品では叶わない濃厚さとディ…

デート・ア・ライブ1〜3

<「さあ―私達の戦争を始めましょう」>やはり橘広司は面白い。異空間から現れるときに異常現象を引き起こす精霊の力を封印する為に選ばれた少年・五河士道。封印方法は、なんとデートしてデレさせること!?とのこと。出会いはシリアスだけど、途中はギャグ、…

レイセン5 キリングマシーンVS

<「次は何を見せてくれるのかしら。私、とても楽しみよ……私だけの、旦那様」 エルシアはヒデオの胸に顔を埋めてクスクスとほほ笑むと……そのまま小さな寝息を立て始めた。>前回のラスト、ヒデオ宅での女子会から続き。ヒデオそっちのけで愉しむ女子たちの家…

さくら荘のペットな彼女5、6

<「空太」 と少し厳しい口調で名を呼んできた。 「な、なんだよ」 やはり、女子を三人も連れてくるのは非常識だといわれるんだろうか。そうだとすると、ちょっと面倒くさいかもしれない。変なところで頑固な父親なのだ。 警戒して身構える。そんな空太に向…

俺の妹がこんなに可愛いわけじゃない9

<よくわからなかったので、わたしなりにかんがえてみたのですが、きっとこういういみなんだとおもいました。ねえさまは、好きな人ができたんです。> <「じゃ、じゃあ……へへ……『桐乃お姉ちゃん』で。あと敬語はいらないから」 「おっけい。改めてよろしく……

テルミー きみのやろうとしている事は

<「努力したのに報われなかった」!……どうする? 「とてもひどい事が起きた」!……どうする? 「この世界には不幸と悲しみが溢れている」!……どうする? どうしては、何も変えない。何も生まない。何の意味もない。 だから、そんな無意味な事はもうやめて、…

レンタルマギカ 死線の魔法使いたち

<少女が笑う。 絶対に離れないと言ったその顔で、これ以上ないほどに儚く。 それでも、 「さあ、行きましょう。イツキ」 よろめく足に力を込めて、少女は宣言したのであった。><あれだけ息子が頑張ってんだから……親父だって格好つけねぇと、嘘だろうよ………

彼女を言い負かすのは多分無理 3 4

<好きな人ができました。 明日が待ち遠しいなんて、学校に行くのがこんなに楽しいと思えるなんて、昔の自分からは想像もできませんでした。 あの人を思うだけで、心があたたかくなります。 口下手な私なんかの話でもちゃんと聞いてくれます。面白ければ笑っ…

101番目の物語6

<「つらそうな顔してるじゃない!もう!」 と、怒られてしまったと思ったら ぎゅうう。 いきなり抱き締められてしまった。 「え、スナオちゃん?」 「あー、ホントは男なんてハグしたくないのに!」 俺の顔をその平坦な胸に抱き締めながら、かなり大きな声…

人類は衰退しました6

<「人間もなかなかやるもんですねぇ」><「ここには何もない。なのに不思議なことに、浪漫だけは売るほどあるのです」 空もたまにはいいものですね><「いいんだよ、ノリで」>シュールな作風をアニメでも損なうことなく人気急上昇の「人類は衰退しました…

ゴールデンタイム3

<−ラブの終着駅はどこなの!? 日付が変わった頃、酔った千波が転がってサキイカを食いつつ喚いた声に、柳沢は腹筋で 起き上がりながら「結婚!」と答えた。「その後は多分、惰性だ!生活だ!現実だ!」と。二次元君は「人は誰しも先の見えない愛という線路を…

ヘヴィーオブジェクト 死の祭典

今回はクウェンサーやヘイヴィアたちが一切出てこない、番外編的作品です。ちょうど五輪時期に読んだので、なかなか面白かったです。作品世界では「テクノピック」というオリンピック的祭典を舞台に 企業同士の暗躍が手に汗握るアクション巨編!!といったと…

真夜中のパン屋さん 午前一時の恋泥棒

本屋でおすすめしてたので2作目からですが、読んでみました。よしながふみの「西洋骨董洋菓子店」が お好きな方なら絶対手に取って頂きたいです。なぜか午後十一時〜午前五時が営業時間真夜中なパン屋。 居候の希美視点で店主の紅林、ブランジェの弘基を軸に…

アウトブレイクカンパニー1

最近、バタバタしててなかなか読んだり書いたりできず、久しぶりに更新です。初めて読む講談社ラノベ文庫ですが、「おじゃ魔女ドレミ#16」とどっちにしようかと悩みながらこっちを選びました。ラノベの王道、異世界ファンタジーなんですが、日本の萌え文…

新明解ろーどぐらす2〜5

久しぶりの更新。一気読みしちゃいました!「はがない」の亜流かと思いきや、終盤からの展開は 一気にシリアルサスペンスの体をなして、 最初のゆるゆる道草展開はどこへいったのやら…。日常系として構えていたらとんでもないですよ!! 特に、4巻からの急展開…

新約 とある魔術の禁書目録2

次巻へ向けての期待に満ちつつも少々物足りなさが残った2巻でした。今回は学園都市に戻った我らが「不幸の代弁者」上条刀麻の凱旋と ヒロイン達の顔出し、そして伏線説明がメインとなります。それでもさすがというか、安定した進み方で次回へと繋がりました…

101番目の物語3、4

3巻 <「さあ、『百物語』を始めよう―」> 4巻 <我ながら 我ながら節操が無い。 そう痛感して俺はせめて床に正座していた。>3巻で主人公としての能力に目覚めていよいよ王道バトル展開に突入かと思わせるラストで伝説の主人公「終わらない千夜一夜」が現れ…

鋼殻のレギオス18クライングオータム

<「人間というのはどうしょうもない生き物ですね、まったく」 努力や誠意、想いが、その方向性のままに終点へと辿り着く可能性は低い。多くの人間は事の大小はあれど失敗や裏切りや失恋を経験する。 カリアンもそれを経験したし、経験したからこそここにい…

俺はまだ恋に落ちていない

久々に初々しい作品を読んだ気がします。荒削りだけど、読んでて退屈せず、ありきたりな表現だけど「瑞々しい」ってやつでしょうか。作者曰く「読みたいものを書いた」ということですが。そんな、作者の「読みたいもの」として発売された「俺はまだ恋に落ち…

101番目の物語2

「変態王子」とはうって変わって王道といって差し支えなきハーレムものラノベ。 101番目の百物語の主人公として、美少女のロア(都市伝説)を従えることになったモンジこと一文字疾風。<「弱いから強がるんだ。弱いから負けないように頑張るんだ。あいつは…弱…

変態王子と笑わない猫5 

<ともかく―女の子に順番をつけて適切な選択肢を選べば、 お仕着せのハッピーエンドが降ってきておしまい? そういうルールはゲームの中だけで充分だ。ぼくらは現実の物語の中に生きている。 現実の終わらない世界のなかで、ずっと生き続けなければならない…

マージナルオペレーション

<まあ、一年仕事したら日本に戻って、そこからまた見始めよう。などとおもった。今は貯金が出来る事を喜ばねば。 いずれにせよ、僕は与えられた課題をこなし続けていた。><もうまっぴらだ。 僕はそう思う。 自分がその片棒を担いでいるのに気づいてしまっ…

囮物語

……絶句……。何も言えません。読み進めていくたびに「どうしてそうなるの」という気持ちが強くなり、 読んでる間ずっと焦燥感だけが募ってしまった。「何もできないのに」ね。 千石撫子の一人称。神原駿河とは全然違う後味の悪さが残ります。前向きに進もうと…

花物語

久方ぶりの更新。 この一カ月、色々読みましたが更新する間がなかなか…。 とりあえず今回は「花物語」を。総天然腐女子・神原駿河が主役となって直江津の街を駆け巡る! と言いたいところですが、どちらかといえば青春の苦悩を描いたような…。 読後は、ほろ…

覇道鋼鉄テッカイオー

心身を極限まで鍛え、兵器をも超えた力を持つ存在・武侠。 童貞のみが使える強力な武術『童子神功』を使うカザンは、ある時、相棒の美少女・ルゥランと共に海賊から一人の姫君を助ける。しかし、同時に海賊の背後に控える恐るべき敵の存在を知ることとなる。…

恋愛サイケデリック2

<「―男だろうが女だろうが私にとっては佐那は佐那だよ。これからもずっとね。」> 前回、予想以上に面白かった「恋愛サイケデリック」の2巻をやっと読みました。 今回もトリックスター「彩家亭理子」の活躍は爽快でした!相棒・円馬佐那の男装がとうとうバ…