真夜中のパン屋さん 午前一時の恋泥棒
本屋でおすすめしてたので2作目からですが、読んでみました。
よしながふみの「西洋骨董洋菓子店」が
お好きな方なら絶対手に取って頂きたいです。
なぜか午後十一時〜午前五時が営業時間真夜中なパン屋。
居候の希美視点で店主の紅林、ブランジェの弘基を軸に
訪れる一風変わった客たちとのやりとりが楽しめます。
今回のお話は、弘基のモトカノ・佳乃がある理由で住居を転々と
しているうちに「ブランジェリークレバヤシ」に押しかけてくるところから始まります。
何に追われているのか?何をしたのか?なぜ弘基のもとに訪れたのか?
そんな謎を抱えながら物語は進んでいくのですが…。
面白いです。
少年時代に赤川次郎や宗田理を
読んだ時のようなワクワク感がありつつ、
合間合間に出てくるパン菓子などが美味しそうで
読後は思わずパン屋に駆け込んでしまいました。
そういえば、ちょいBLっぽい感じはあるかな。
昼下がりの午後、お茶菓子をお供にぜひどうぞ。
- 作者: 大沼紀子
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2012/02/03
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (24件) を見る