俺の妹がこんなに可愛いわけがない10

〈「あーやだやだ、やっぱ俺、勉強とか嫌いだわ」
 成績いいやつはちがうのかねえ、桐乃はどんな気持ちで勉強してんだろ。
 「ちょっとメールでもしてみっか」
 思い立った俺は、携帯で妹にメールを送ってみた。
 「お兄ちゃん今日いっぱい勉強したよ!」
 送信、と。
 ………………待つこと数十秒。返信はすぐにきた。
 「ウザい!キモい!」
 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
 「ったく、この妹は、もうちっと温かなコミュニケーションというものができねぇのか」
 せっかく俺があえてフレンドリーなメールを送っているというのに。〉


故あって一人暮らしをすることになった京介。彼の世話を巡る女性陣たちの火花散る争い。
いやもう、なんていうか最初の頃の微妙な緊張感がどこへいったのやら。誰とのルートを辿るのか全く読めません。ラストのどんでん返しにはやられました。

11巻は少し前のお話ということで「おれ妹ゼロ」いわゆるスピンオフ?ですかね。

もうすぐ終わりなので、どんなラストか楽しみにしてます。