101番目の物語6

<「つらそうな顔してるじゃない!もう!」
 と、怒られてしまったと思ったら 
 ぎゅうう。

 いきなり抱き締められてしまった。
 「え、スナオちゃん?」
 「あー、ホントは男なんてハグしたくないのに!」
 俺の顔をその平坦な胸に抱き締めながら、かなり大きな声で文句を言うスナオちゃん。
 その胸から、ドッドッドッとかなり大きな声で文句を言うスナオちゃん。
 「でも、私が不安だったり、困ったりしたら、いつもリアがこうしてくれるのよ。
  パパとママもよくしてくれたけど、今はリアが一番してくれるの。触るの苦手なのに
  頑張って。だからわたしも頑張れるのっ」>


さて、5巻のバカンス編の続き。今回のお相手は従妹・リアのパートナー・スナオちゃん。
先輩に告白してどうなるのかと思ったら、海に突如現れた幽霊船の探索に色々あって、結局モンジとスナオちゃんが向かうわけですが…。

読み進めていくうちに。本編で意外と母性本能の強い赤マントのスナオちゃんに意外な一面に魅力を感じました。愛されて育ってきたんだろうな、と感じさせるその名の通り、素直な物言い、行動力はちょっと憧れちゃいます。読んでて明るい気分になりました。

ま、それはそれとして、お約束のエロハプニングもしっかり収められ、サクッと楽しめました。

ちゃんと山あり谷ありとラストまで飽きさせない面白さは安定感があります。

読者を飽きさせない個性豊かなヒロイン達に目移りするのも作品の魅力。
あなたなら、どの娘を選ぶ?

こちらの感想、分かり易くていいですよ。
http://d.hatena.ne.jp/INN/20120409

101番目の百物語6 (MF文庫J)

101番目の百物語6 (MF文庫J)