テルミー きみのやろうとしている事は

<「努力したのに報われなかった」!……どうする?
 「とてもひどい事が起きた」!……どうする?
 「この世界には不幸と悲しみが溢れている」!……どうする?
 どうしては、何も変えない。何も生まない。何の意味もない。
 だから、そんな無意味な事はもうやめて、どうするのかを考えなきゃいけない。悲しいからこそ。悔しいからこそ。こんな事は間違っていると、本当に思っているのなら>



修学旅行での移動中、崩落事故に巻き込まれた一台のバス。そこで唯一生き残った一人の少女・鬼塚照美が受け継いだもの……。

そしてもう一人、修学旅行を欠席した事で巻き込まれなかった少年・灰村清隆。
彼がしった事実とは……。



「超人間岩村」の作者・久しぶりの新作。これを読んで感じるのは、「何となくSD文庫っぽさ」なんです。良くも悪くも最近のSD文庫というよりは、初期の雰囲気を感じました。

懐かしい面白さがあり、昔からのラノベ読みにはしっくりくるお話なんじゃないでしょうか。

内容は文句なしの面白さ。

テルミー きみがやろうとしている事は (スーパーダッシュ文庫)

テルミー きみがやろうとしている事は (スーパーダッシュ文庫)