恋愛サイケデリック2


<「―男だろうが女だろうが私にとっては佐那は佐那だよ。これからもずっとね。」>


前回、予想以上に面白かった「恋愛サイケデリック」の2巻をやっと読みました。
今回もトリックスター「彩家亭理子」の活躍は爽快でした!

相棒・円馬佐那の男装がとうとうバレてしまい、大騒ぎになった校内。さらには秘密を公にした張本人である生徒会会計・原犀人が理子を陥れる為に佐那へ退学を迫るという事件にまで発展!それに受けて立つ我らが彩家亭!火花散る二人の白黒つける為、千光高校伝統の討論会「千光大会議」が発動!!全校を巻き込んだ大討論は一体どこへ向かうのか!!

と多少大げさに書いてみましたが、概ねそんなところです。


メインの「千光大会議」は「彼女を言い負かすのは多分無理」を彷彿とさせる面白さ。2転3転する会議の結末は、大体想像通りですがそれでも面白かったです。

鬼面組を思い起こさせるネーミングセンスがジャンプ世代の自分にはグッときますね。


あとこのセリフは心に響きました!
<「俺からも前もって言っておく。お前ら問題児を無事に卒業させるのが教師としての俺の覚悟だ!覚えとけ!」>

理子のクラス担任・赤鬼こと赤井雄二の一言ですが、教育者はこうあってほしいものです。(私見なのであしからず)

まだ2冊しかでてないので、ぜひ一巻からどうぞ。

変愛サイケデリック 2 (電撃文庫 ま)

変愛サイケデリック 2 (電撃文庫 ま)