俺の妹がこんなに可愛いわけがない3 アカイロロマンス4 神のまにまに!

俺妹
最近、twitterや徳島のイベントで話題になったりしてるので、はてブの人は大体知ってるであろう、「俺の妹が〜」。
読むたびに刺激されるコンプレックス。主人公の京介に共感してるのは自分だけじゃないはず。あんなできた妹がいたらいたたまれなくなってしまうことだろう。黒猫や沙織を見てると、いかに真奈美の存在に癒されることか。4巻はまだ読んでないけど、どうせならキリノや黒猫を置いといて、真奈美とのエピソードを楽しみたい。でも、それじゃあ全然面白くないんだろうなぁ。京介という天秤が作品世界のバランスをとってるんだろうし、両方の世界があることで、初めてこの作品の面白さがあるんだと思う。5巻はどっちに転がるのか楽しみ。でもその前に4巻読んどかなきゃ。

アカイロ4
閉じられた世界なはずなのに閉塞感を感じない。例えるなら、正6面体の内側を見てるような秩序だった美しさを読むたびに感じる。「レジン〜」のときから思ってたけど、箱庭的世界観を扱うのが上手い。季節ごとのイベントやらなんやを扱わずに、日々の流れを取り入れて物語を作っていくのは、本当に実力がないとできないと思う。だって物語の中では3日ほどしか経ってないんですから。

異能バトルもどんどんエスカレートするなかで、景介の成長がすさまじい。まさか、後半であれほど活躍するとは。
一族の謎が徐々に明らかになる中で、枯葉達はどういう選択をするのか。次回は色々と大事なものを失った枯葉にちぇきらっ!

まにまに
いつも思うのだが、毎月のように現れる新人さんには感心する。ほぼ出尽くしたといっても過言ではない設定やキャラクターを手を変え、品を変え表現する執念は素晴らしい。そのしつこさや粘りを見習わなければいけないと思いつつも怠けてしまう自分に喝!
で、内容は、神様たちが現世に現れて23年ほど。ほとんどの神が数年前から失踪した現在。なぜか主人公の頭に住み着いた神がいた。その神がきっかけで色々と面倒事を請け負ってしまうことになった主人公。彼が向かったある温泉街で起こっている騒動。それをいかにして収めることができるのか。
多分、こんな感じかと。

面白かったですよ。ええ。ちょっと固い部分はいくつかありましたが、語り部として全国を回るというのも斬新だし、神様も蝉やら河童やら美少女神やら色々出てきて、いい塩梅で楽しめたかと。

イラストも可愛くて、ヘッポコの愛らしさがよく出てた。

ただ、今回の感想が全て電撃作品だと、ここまで書いて気づいた。電撃文子、なんて恐ろしい子

さすがラノベ界の曹操

次は、電撃以外のを選ぶことにしよう