文学少女と恋する挿話集2

琴吹ななせの友人である森ちゃんとそのクラスメイトの反町亮太がメインの挿話集2。

二人の初々しさが可愛らしすぎて、全編キュンキュンしちゃいます!
亮太の告白からファーストキスまで、本編にはない真っ当な青春がここにある!

「健全な恋愛っていいよね」と口にしたくなるほどの甘酸っぱさにおもわずにやにや。
自分の高校時代にはこんなことがなかったからこそ、
憧れも含めて読んだ感がある。

でも、高校生の恋愛ってこんなに純情なのかなぁ。
自分の周りではこんなカップルいなかった気がする。

どちらかというと中学生みたいだ。

それだけ純情ということか。

それにしても、亮太の誌に対するハマりっぷりには笑えた。
ずっと、恋に悩み続けてた彼だったが、卒業式で遠子に送った「恋をしろよ!文学少女!」の一言はそれまでのダメっぷりを吹き飛ばす会心の一言だった。
この部分を読めただけで買った価値がある。

あと、どうやっても結末が決まっているだけに、
ななせのパートはほんのり切ない。

いつか幸せになってほしい。

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)