死なない男に恋した少女4 5
なんか、この作品は読んでて「必殺仕事人」か「ハングマン」のような
印象がある。
4は、恭子に恋した男子とそれになんとなくイライラしている狗斗のお話。
この回は組織絡みの話が出てこないことを考えると、
番外編と言った方がいいのかもしれない。
でも、それでも敵は現れるわけで……。でも、メインはそこではなく、
狗斗の心の葛藤と恭子のツンデレな恋心が最も面白いところ。
どんなに付き放しても、結局おせっかいを焼く狗斗にキュンキュンしてる恭子を見てると、
読んでるこちらとしては、「さっさとくっついちまえよ」とか思ったりなんかしちゃいます。
5は、打って変って舞台は海外。でも、自分的メインは最初のメイド喫茶の場面。
相変わらずな「お帰り下さいませ、ご主人様」には、自分も「言われてー!」です。
とにかく巻が進むごとに段々と恭子が可愛くなっていき、海外では何故かモテる狗斗に
やきもちを焼く様子といったらもうたまりません!
なんだかんだと読んでて楽しめる作品。青臭いかもしれないけど、
こういうまっすぐに進む主人公はいいです。
せめて本の中でくらい、きれいごと振りかざして欲しい。
それが、自分が本を選ぶときの基準になるのかな。
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