ライトノベルの神様
とってもベタで王道な作品でした。
しかし、王道過ぎるだけに下手したら一人よがりな駄作に
なってしまうのではないかと思っていたが、
読んでみると、「お約束」をうまく料理していて最後まで
尻つぼみになることなく楽しめました。
欲を言えば、意外性があまりなかったことぐらいかな。
でも、「ライトノベルの神様」という題の時点で
十分意外性があるのですが。
≪「一緒にいて不安がなくて、
友達みたいに楽しくて、
普通の嬉しさがあって、
そういう―ドキドキのない好きもあるんですよ」≫
いいですね。こういう少女マンガのような青春100%の言葉がしっくりくるのも王道ならでは。
最近のラノベはちょっとひねくれたのが多いから、こういうストレートなのが逆に目立つのがよく分かります。
激しい作品に食傷気味の方には箸休めで一冊いかがでしょうか?
- 作者: 佐々之青々,羽々キロ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2010/10/22
- メディア: 文庫
- クリック: 48回
- この商品を含むブログ (15件) を見る