文学少女見習いの卒業

文学少女見習いの卒業

親友の瞳と心葉が付き合うことになった?
なぜ?なに?どうして?その真相を探る菜乃が知った事実とは…。

心葉との別れ、親友との別れを乗り越えて、その先に始まる新しい生活に向けて歩き出す菜乃の成長の物語に心が暖かくなりました。

誰もが経験する卒業というノスタルジィ。切なさと喜びが入り混じった不思議な感情を思い起こさせるすてきな作品でした。


≪わたしの初恋。
 なんて、贅沢な片思いだったんだろう。
 一番大好きな人の、あんなに近くにいられて、毎日、話をしたり視 線を交わしたり、悩みを打ち明けたり、頭をなでてもらったり。

        中略

 幸せでした。
 とっても幸せでした。≫


透き通った美しさと瑞々しさを持った文章は、是非本編で確かめてほしいです。

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)

“文学少女”見習いの、卒業。 (ファミ通文庫)