とある魔術の禁書目録20

スケールも大きくなってとうとう第三次世界大戦になってしまった「禁書目録ワールド」。上条、一方通行、浜面とそれぞれの物語の主人公がロシアに向かう一方で、世界を股に掛けた争いが各地で展開される歴史大河に変貌してしまい、どう収集つけるのか全然想像付きません。

これだけ大風呂敷を広げて本当に大丈夫?と思っちゃうが、それを一蹴させる上条さんのこの一言。


≪「ライフルや爆弾で身を固める兵隊なんて、本来俺が戦って良いような相性の人間じゃない。大勢のロシア成教の魔術師達との集団戦とかもな。正直、いつもの調子が出ないと思っていたところだ。……ここ からだ。ようやくここから俺の舞台になるんだよ」≫

正直、上条さんが3人の中で一番余裕があってちょっと気味が悪い。他の二人が追い込まれた状況でなんとかやっているのに、なんなんだこの自信に満ちあふれたセリフは!だけど、読み進めると「なるほど、そういうことか」と納得できる振りなんですよね、これが。
はっきり言って、これは21巻の前振りでしかありません!次を読まないと、半分も楽しめないことでしょう。まだ読んだこと無い方には21冊一気に購入することを勧めます!