俺の妹がこんなに可愛いわけがない5
読んだ!
今回もおたく心を突いたキャラに「あるある」と同意してしまった。
自分の身近にも、瀬奈のような後輩(もちろん女)がいる。
そいつは大の某ネオロマンス好きで、もちろんBLもでふぉ。
昨年はネオロマンスの15周年イベントに連れて行かれたのだが、
男は自分しか見当たらなかった。
自分の知らない世界を見てしまった。2度と行くことはないだろう。
そいつは、普段は大人しいのに、BLの話題とかになると
途端に古館一郎もたじたじの饒舌となる。
外見は堀北真希似の可愛らしい娘なのに、(しかもFカップ)残念だ。
さらに、家に行くと、想像通りの内装にがっかり。本棚は一面BL。
もう少し女を感じさせる部屋にしてもいいものを……。
と自分の後輩はさておき、
今後、瀬奈がどのように絡んでくるのか?
ラストで戻ってきた桐乃とどのようなファーストコンタクトを取るのか?
ヒロインとして活躍した黒猫は次回もその座を死守できるのか?
自分は黒猫に頑張ってもらいたいですね。
≪「じゃあどうして呼び方を変えたんだ」
「意味なんてないわ。強いて言えば……」
「強いて言えば?」
「気が変わったからよ」
黒猫はそれ以上何も言わなかった≫
ここ!ここが黒猫の一番良いところ!
後半の
≪「好きよ。あなたの妹があなたを好きなくらいにはね」≫
よりも黒猫の心情を端的に表している。
『兄さん』という憧れから、『先輩』への恋愛感情が芽生えたからこその、このそっけなさ。
今までの黒猫はなんとなく扱いの難しそうなキャラだと思っていたが、今回で一気にやられた。
前回までは「いつ沙織の正体がわかるのかな?」と沙織一辺倒だったが、
この黒猫を読んだからには乗り換えないわけにはいくまい。
6巻でも黒猫に輝いてもらいたい。
- 作者: 伏見つかさ,かんざきひろ
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2010/01/10
- メディア: 文庫
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