百億の魔女語り1 2

1:オトコが魔女になれるわけないでしょ。

サブタイが素敵!

それが読むきっかけになりました。話としては、落第寸前のスポーツエリート、アルト・グスタフが単位を取得する為、魔女術を学びに魔女の館で居候になる、とまあこんな話なのですが、ぶっちゃけ面白かったです。

男なのに魔女術を学ぼうとするアルトの動機にコメディ色を感じたが、後半のシリアス具合に彼の株はどんどん急上昇。

後味さわやかなラストにすっきりとした読後感がありました。
でも、2巻への引きは少々きな臭いものがありましたけどね。

2:やっぱり都会の女なのね、そうなのね。

1巻よりも、魔女たちの魅力に溢れていて、特にエーマの純粋さに改めてキュンとしちゃいます。

王妃の護衛兼案内人として、デートをすることになったアルト。そこへ偶然にも魔女たちの上京がバッティングしてしまい、大弱りとなるのだが…。

1巻で無事に単位を取得して、騎士候補生となったアルトを襲う女難。これがうらやましいか、同情するかは、本編を読んでご確認あれ。


児童文学によくある魔女ものをラノベ色に染めた「百億の魔女語り」、とりあえず何も考えずに読んでみてもいいんじゃないでしょうか?

初めて読んだ竹岡葉月さんの作品ですが、面白いです!