ミスマルカ興国物語Ⅷ  蒼穹のカルマ6

ミスマルカ興国物語

<「言い遺すことは」
 「努々気を付けることだ。マヒロは……あれは俺の上を行く。あれは俺の…」
 ラヒルは笑った。
 「……生涯をかけた。俺の、誇りだ」
 「承った」
 一息。
 ルナスは刃を、横一線に振り抜いた。>

いよいよ始まった第二部。帝国に占領されたミスマルカ興国。これまでのはっちゃけぶりから一転、無気力の塊となったマヒロ。読んでて、「いったいどうなるの?」と成り行きを見守っていましたが、やはり、やってくれました!

前半のゆっくりした流れを取り戻すかのような目まぐるしい展開に読後の満足感は文句なしです。


ミスマルカ興国物語 VIII (角川スニーカー文庫)

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蒼穹のカルマ

うーん、これはなかなか…。マドカを視た後ではまた違った印象が…。
何度も繰り返されるカルマの死を止めようと未来から訪れる、ほどよく成長した在紗。

ループものとしては、非常に面白い部類だと思います。成長した在紗のキャラがそれぞれ立っていて、カルマの死にざまに思わず噴き出してしまいました。



この作品は一体どうなるのか。気になります!!


蒼穹のカルマ6 (富士見ファンタジア文庫)

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