神様もゲーム
「神様」シリーズとして9作目の今回、今までに比べるとかのう様の登場シーンは減っており、ファンには少々物足りないかも。しかし、秋庭の唯我独尊ぷりは相変わらずで、読んでるこちらも一刀両断ぶりにすっきり?させてくれる。それにしても、お約束とはいえ、美名人の想いはいつになったら届くのか。気付かないのがもどかしくていいんだけど、いつになったら進展するのやら。でも、要所要所に出てくるかのう様の影に現れる、着物姿の少女は今後の展開に色々波紋を投げかけてくれるでしょう。楽しみです。お勧めは巻末の書き下ろし「生徒会妄想中」。生徒会の面々が隠し持つ欲望を赤裸々に明かすことになる驚きの展開に失笑(苦笑?)間違いなし。
神様もゲーム カガミ/ガラス/ヒカリ/アソベ (角川スニーカー文庫)
- 作者: 宮崎柊羽,七草
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/01
- メディア: 文庫
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