護くんに番外編で祝福を4

一年ぶりの復活に驚きました。てっきり、番外編3で終わりだと思っていたから。それにしても、今回はえーちゃん特集!いいですねー、えーちゃん。今回も行き過ぎた天然ブリが楽しませてくれました。
しかし、一話目は少々毛色が違っており、SF色が色濃く出ていました。ふとしたことがきっかけで覗いてしまう護の中にある「望みどおりの未来」。護はこの未来をどう受け止めるのか。そして、それを仕組んだのは一体誰なのか。
段階を経て大人になっていく護と友人たちの成長過程にちょっとした驚きを受けつつも、行き着いた先での護の潔い決断に清々しさを感じました。それにしても、まさか護と絢子の二人がこうなるとは……。でも、最後はやっぱりいつも通りのアツアツぶりを見せてくれ、読んでいて少々恥ずかしいものがあります。ま、それも好きなので文句は言えませんが。

そして、2話以降はようやくの「エメレンツィアの来日」が3話分。お泊り、温泉、ラブバトルと、どれも笑いあり、笑いあり、笑いありとおもしろすぎです!どれを読んでも想像の斜め上!
それぞれが縦横無尽に動き回るさまは読んでてニヤリとしてしまいます。それでも締めるところは締めてくれてるので、読後はすっきりさっぱり明日への希望をもたらしてくれるでしょう。

それにしてもヨハンがあんなことになるとは、想像もしてなかった。本編ではシリアス一辺倒だったのにここではピエロ扱い(格好いいとこもあるにはあるが)。これも番外編ならではの楽しみです。ちゃんこのようにボリューム満点でどれも外れなし!シリーズ未読の方はぜひ最初から。恋に飢えてる方もぜひ。