ある日爆弾が落ちてきて  神様家族   バカとテストと召喚獣123

「あるひ〜」は古橋作品の中で一番だと思う。「ブラックロッド」とその他、2,3作品しか読んでないけど、それでも思う。「ボーイミーツガール」と「時間」をテーマにした短編集なのだが、「ループ」、「スキップ」、「ターン」など様々な技法で描かれ、さらにあとがきで各作品の構成を図解で解説してくれているので物語をより深く楽しめた。

どれも面白いのだが、あえて選ぶなら「三時間目のまどか」だろうか。登場人物の微妙な言葉の違いを読み取ることで、まるで推理小説の犯人がわかった時のような爽快感と、現代社会の必需品「携帯電話」の絶妙な小道具加減にまんまとしてやられた。

「おおきくなあれ」とかも遊び心が一杯でクスリとしてしまう。こんな病気があれば、大変だけども楽しいかも……なんてイケない考えも頭をよぎったり。


ハートウォーミングなだけでなく、ホラーだったり、ノスタルジーだったり、色々詰め込まれた幕の内のように色とりどりで出会いと別れが交錯するこの春にぜひ。

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)

ある日、爆弾がおちてきて (電撃文庫)


「神様〜」。ん〜……なんとも言えん。最後の展開がなーんか気になっちゃって自分にはちょっと合わないかも、ていうか作品がダメというより、自分の肌に合わなかった感がありました。

金持ちのボンボンが自由になりたくて家を出るけど、やっぱり家が一番だと思って帰る、みたいな。なんでもかなえられるという設定が面白いんだろうけど(確かに面白い)ラストがなんでそうなるの?とい疑問が気になりました。

神様家族 (MF文庫J)

神様家族 (MF文庫J)

そしてそして、「バカテス」!もうダメ!こんなに面白いとは思わなかった!キャラ同士の容赦ないかけ合いに合間のテスト。頭からお尻まで笑いっぱなし!これはまず読んでほしい。
抱腹絶倒とはまさにこのこと。今まで読まなかったことを激しく後悔……。

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣3 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)