神様家族4

なんだろう。1巻を読んだときは、[あんまり好きになれないかも]と思ってたけど、今回の短編集は結構気に入ってしまい、何度も読み返してしまった。

今まで1、3を読んだが、1はキャラ紹介的な要素が強く、主人公が少しボヤけてるように感じたが、3ではキャラが確立されてきて、それに違和感を感じなくなった自分がいた。
両方とも話の根底にテンコの存在意義が隠されており、その価値に佐間太郎がどう気づいて進むかがとわれていた。
1はそこに焦点が当てられ、3はそれ+家族や久美子を守るために戦う佐間太郎に1よりも成長が感じられ、好意を持って読むことが出来た。

で、4である。これは、それぞれのキャラが生き生きと所狭しと大暴れしていた。特に自分が気に入ったのは妹のメメだ。
彼女をクローズアップした章では、190ページ前後の文章と挿絵のあまりにも見事なマッチングに思わず鳥肌が立ってしまった。
これは作家と絵師がハマったときのスゴさを見せつけられた気がする。
そして、それを繋いだ編集さんに拍手を送りたい。

今日は当たりです。
正直、神様家族はまだ3巻までしか読んでなかった(しかも2巻は読んでない)けど「もういいかな」と思ってたので、嬉しい誤算でした。
ありがとうございます。