「映画」鴨川ホルモー
まずは、上演後のお客さんの声をいくつか。
2つ隣の男二人組大学生風
「うすいんだよっうすい!」
階段で前を歩いてた女子高生四人組
「走りながら叫ぶのとか面白かったよねー」
「ほんとにあったら面白いねー」
など
脳内前評判より予想以上に面白かった。
山田孝行扮する安倍が二浪の鬱屈したひねくれ具合を自然体で演じていて、違和感が全然なかった。ハマり役。
栗山千明の凡ちゃんぷりも可愛らしくていとおしさすら感じる。ただ、ラストの三回生になったときの変わり様にはびっくりドンキー!最後まで凡ちゃんのままでいてほしかったな。
影の主役、荒川良々は「あ、こんな先輩いそう」と思わせてくれる怪演。作品の要所々々で(真面目な役なんだけど)くすぐりを挟んで、流れをリフレッシュさせてくれた。
芦名星は拙さはあるものの、現在の自分とそう遠くない役柄だったので、そんなに酷くなかった。いやむしろ小悪魔テイストな早良さんが似合っていた。
芦屋役の石田卓也(だっけ?)はちょっと一辺到な切れキャラだった。でも、あの世代の切れキャラは一辺到なもんなんかなー。きっと他の誰がやっても似たような印象を感じてしまうのかもね。
作品のバランスも良く、場内で笑いも起きたりしてたし、観に来た人は概ね満足しているんじゃないかと思います。
もちろん自分は満足出来ました。
もう一度学生ヤりたくなりました。その時は、もちろん京都で。
あー、京都出身の自分にはホルモー参加のチャンスがあったのに(涙)残念。
今度、実家に帰ったらホルモー聖地巡礼でもしようかな。
- 作者: 万城目学
- 出版社/メーカー: 産業編集センター
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 334回
- この商品を含むブログ (450件) を見る