学校の階段5,6

前巻で決着が着かないままだった井筒と凪原の恋愛勘違い騒動も、新キャラが乱入し一層の混乱を起こしつつも、一応の収束を迎えることとなった。
登場人物の中で最も引っ込み思案な凪原が、一番美味しいところを持っていったのは今回の流れでは必然といえよう。
それにしても、この作品はこれでもか、て位にラブ要素が高いのね。三枝、見城にしてもそうだし。やっぱり学生生活の中心は色恋沙汰だしね。しかし井筒、凪原はどうなるのやら。個人的には男として、井筒の立場がよくわかるだけに何とか波風立たないように収まって欲しいものだが…。そうなることは絶対にないだろう。だって階段部なんだもの。


あと山田さんの出番がちょっとなのが残念。個人的に興味あるキャラなんで。これからも本編に絡むことは無いんだろうなー。もう1人の女神も登場する気配がないし。ま、これ以上女性キャラ増やしたら収集つかないか。

ライバル校の登場で、物語も広がりを見せてきて、今後の展開が楽しみです。


と思ってたら、缶バッチの休部騒動!?六巻は、予想外の展開に驚きを隠せません。
冒頭から腹黒キャラ御神楽さんの生徒会長立候補に伴う暗躍も見逃せない一幕になってるかと思えば、山上の面々との繋がりも一筋縄ではいかないようで。これら全て七巻以降に向かう伏線として、どの様に回収されるのか。

五巻はそれだけで楽しめるだろうが、六巻は七巻次第で評価が分かれるところになるでしょう。

御神楽さんがどれだけ引っかき回してくれるのか楽しみであります。読んでて、「ここが男になれるかどうかの分かれ目だ!行け!缶バッチ!」と思わず握り拳。
最近、汚れた大人の仲間入りをしている自分は非常に羨ましく思う今日この頃。青春の一ページをこれほど真っ直ぐに突き進める彼らの心意気を見習わなければ。


最後に反省
最近、あんまりキャラ追いかけてない感じ。

ちょっと流し読みしすぎかな。

学校の階段 5 (ファミ通文庫)

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学校の階段6 (ファミ通文庫)

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