ホペイロの憂鬱 JFL編

今回、ライトノベルとは一味違う作品を紹介します。

創元社の「ミステリーズ」で連載された、JFLのサッカークラブで働くホペイロ(用具係)を主人公にしたライトミステリーです。

ライトと冠しているだけあって、誰も死んだりすることはなく、後味爽やかな作品でした。

毎回、主人公の栄作に持ち込まれる問題は、農大の畑が荒らされただの、クラブの試合告知ポスターが盗まれただの、サポーターの旗が盗まれただのと決して大事件ではない。
だが、どの事件も当人達の心に大きく影響を与え、その悩みを取り除くのもホペイロの仕事とばかりに皆から押し付けられつつも、機転を利かしてどれも解決させていく様子は、鮮やか。

サッカー好きなら迷わず読むべし。

そうすれば、来年にはJ2編が出ることでしょう。

ホペイロの憂鬱 JFL篇

ホペイロの憂鬱 JFL篇