神様家族6 7

「鉄棒工場」
いつもながら、内容の読めないサブタイである。

でも、面白くなってきた。メメだけでなく、佐間太郎の前世の記憶も徐々に表に出てきて、物語は少しずつ核心に近づいている。

そして、一番の見どころはやっぱり告白シーン。あまりにもあっけなさすぎて、一瞬流してしまいそうになった。

でも、この巻のなぞは次回に持ち越され、

そして7巻。

これまでの流れがウソのように急展開。メメが旅立ち、佐間太郎とテンコは人間になり、
そして夢と現実が重なり合い……。

 
段々、物語の根幹が見えてきた。この家族を通して見えてくるのは、一種の里子制度だ。
根拠はほとんどないが、神様ことパパさんと女神様ことママさんが里親となって、
他の世界で上手くやれなかった人間を、一人立ちできるまで成長を助ける。
このサイクルが基本として物語が成立しているのではなかろうか。
パパさんもかつてはそうだったように、一人の人間として上手くやれなかったが先代神様に救われることで、神様として他の人間を救う立場になったのではなかろうか。

そして、そのサイクルは繰り返され、いつか神様の後を継ぐ者が現れるまで、パパさんは
誰かを育て、救い続けるのだろう。

あくまで、これは個人の考えであり、確証は何もありません。あくまで文脈から推測したにすぎません。

次が最後なのかな?ちゃんと調べてないのでわかりませんが。

この物語の到着点はどこになるのか?楽しみになってきた。