さよならピアノソナタ
なんなの?この物語は!?
これが「さくらファミリア」と同じ作者の作品なの?
一言一言が胸にズギュンズギュンと響いて、
登場人物それぞれの台詞がいちいち心をくすぐってくる。
たとえばこんな一節
先輩はぼくに目を移した。手の指でピストルをつくって、ぼくの胸をばあんと撃つ真似。
「少年、火をつけてあげよう」
これにはもうイチコロです。
それ以外にもキュンキュンくる言葉が目白押し!
中盤以降は胸が高鳴りっぱなしで、読み終えた夜は眠れなくなってしまった。一体何歳だお前は?と突っ込みたくなるくらいテンションあがってしまった。
どうやって二巻に続くんだろ。これで終わってもいいんじゃないかと思う位まとまってて、納得できるラストだった。
あの一文。さっきの鳥、ってブラックバードかな?
- 作者: 杉井光,植田亮
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/11
- メディア: 文庫
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