原点回帰ウォーカーズ2

全っ然、話の展開が違う!
やはり一巻は、章夫とアキラの二人を中心にしたお披露目だったのか!

前回あまりクローズアップされなかったキャラ達が
生き生きと動きまわっていて、わくわくしながら最後まで一気に読み終えてしまった。

芝蘭の葛藤

渡会と物理の恋愛という呪い

久我原の男前

局長の弱点

どれから読んでもラブ要素満載!

自分のお気に入りは、二話「渡会竜太朗は呪い殺す」だ。
十哲の争いに敗れて地位をはく奪された渡会が、自分を負かした物理に呪いを
かけようとがんばる。ただそれだけなのに、とってもいい!
ただひたむきに、呪いをかけるためだけに命を賭ける渡会。
それを笑顔で受け止める(その時点でおかしいのだが)物理。
二人のやり取りは、内容さえのぞけばどこにでもありそうな青春の一ページ。
すごくほほえましいはずなのに、やってることは呪いという、マイナス成分。
そのギャップが笑える。

ほかの話も、やってることはむちゃくちゃだけど、前回より面白い!
やはり、設定上こういう連作短編形式がしっくりくるんだろうなぁ。

ちなみに自分は久我原さんがお気に入り。
こんなお姉さんにしばかれたい。


原点回帰ウォーカーズ〈2〉 (MF文庫J)

原点回帰ウォーカーズ〈2〉 (MF文庫J)