原点回帰ウォーカーズ2
全っ然、話の展開が違う!
やはり一巻は、章夫とアキラの二人を中心にしたお披露目だったのか!
前回あまりクローズアップされなかったキャラ達が
生き生きと動きまわっていて、わくわくしながら最後まで一気に読み終えてしまった。
芝蘭の葛藤
渡会と物理の恋愛という呪い
久我原の男前
局長の弱点
どれから読んでもラブ要素満載!
自分のお気に入りは、二話「渡会竜太朗は呪い殺す」だ。
十哲の争いに敗れて地位をはく奪された渡会が、自分を負かした物理に呪いを
かけようとがんばる。ただそれだけなのに、とってもいい!
ただひたむきに、呪いをかけるためだけに命を賭ける渡会。
それを笑顔で受け止める(その時点でおかしいのだが)物理。
二人のやり取りは、内容さえのぞけばどこにでもありそうな青春の一ページ。
すごくほほえましいはずなのに、やってることは呪いという、マイナス成分。
そのギャップが笑える。
ほかの話も、やってることはむちゃくちゃだけど、前回より面白い!
やはり、設定上こういう連作短編形式がしっくりくるんだろうなぁ。
ちなみに自分は久我原さんがお気に入り。
こんなお姉さんにしばかれたい。
- 作者: 森田季節,深崎暮人
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/05
- メディア: 文庫
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