人類は衰退しました1〜4
図書館に返却しなきゃいけないので、一気に読みました。
ええ、働きもせず一日中、家に籠って読んでましたとも。
「お隣の魔法使い」のように、とくに敵が出てきたりするわけでもなく、
日常の「ちょっと不思議」を追いかける「私」
「私」のユーモアあふれる語り口調に、
緊張感ゼロでいつもふわふわつかみどころのない妖精さんの天衣無縫さに
ほんわか和んでしまい、読後はしばらく夢想。
ああ、こんなのんびりした場所で生活したい。
自給自足は大変厳しいだろうけども、妖精さんがいるこんな世界なら、たまにしか出会えなくても楽しい生活だろうな。
その為には調停官にならなければ。でも現実世界だと、今からでは遅いかな。
ていうかこの作品って、いわゆる滅びの美学を体現しているんだよね。
なにしろタイトルが「人類は衰退しました」なんだから。
自分が生きている間に人類の終末が起きるのならば、せめてゆるやかに起きてほしい。
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