魔王さんちの勇者様  

展開は王道。要所要所を小ネタで締めている印象を受けた。

話の流れとしては、コンパクトにまとまっているが、

なぜ主人公が異世界に行かなくてはならないのか?
なんで携帯が通じるのか?

いくつかの疑問が消化されないまま終わっていたので、どことなく納得がいかない。

多少はその部分についての説明はあるが、おざなりにしているように思う。

主人公も性格が良すぎて、ちょっとひいた。ステレオタイプの主人公とでも言えばいいのか、
あまりにもオープンマインドすぎて、感情移入できない。

でも、作品としてはラノベというより、小学校低学年向け児童文学にありそうな話だと思う。

ターゲットの年齢層は低めのような気がする。

魔王さんちの勇者さま (徳間デュアル文庫)

魔王さんちの勇者さま (徳間デュアル文庫)