文学少女と恋する挿話集4

いよいよ、ラスト2巻となってしまいました!

今回は、菜乃や美羽のように、物語の根幹に携わっていたキャラだけでなく、心葉の妹・舞花やなんとなんと、姫倉麻貴の娘・蛍も登場し、番外編といえども,小さな驚きやときめき、感動を与えてくれました。

≪会える日が―くるのだろうか。
 
 美羽にまた、会えるのだろうか。≫


心を閉ざしていた高校一年の心葉が美羽に傷つけられても尚、彼女を想う素直な気持ち…もう二度と会えないかもしれない諦めと、会いたいと切に願う希望が混じり合ったこの一文が胸をギュッと締め付けて離さない。

今回の話、どれもが心情描写が切なくて、胸がキュンとして、何度でも読みたくなってしまいます。

バラエティに溢れた物語は、番外編以上に本編の続編としての価値の高さを感じさせてくれます。

次がラストなんて切なすぎる!でも、物語が終わっても「遠子や心葉達は今も元気でやっているだろうか」と思い返せることでしょう。

それほど、自分の心に深く刻まれた作品です。

そういえば、「朗読少女」っていう、アプリを最近発見。

坂本真綾の朗読サイトと言い、流行ってるのか?朗読。

“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集4 (ファミ通文庫)