理由あって冬に出る

これは当たりです!
米澤穂信の「古典部」シリーズに近いものを感じた学園文化部系ミステリーで、作者の似鳥鶏のデビュー作品です。

深夜の学校に現れた幽霊の真相を探るべく、主人公の葉山君がワトソン役となってホームズ役の伊神さんと共に謎を解いていくのだが…。

最後まで軽いテイストで行くのかと思ったら、最後の最後で切なさを誘うラストと物語の意外性にやられました。

夏休みの読書感想文にお薦めしたい一冊です。

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)