空色パンデミック1

<―よくやるな。
 佐伯さんは僕の心の中を見透かしたように「よくやるな、って思っただろう?」と笑った。
「いや、まあ、……ほんの少しだけ」
僕はまごまごしながら答えた。
「俺もそう思うよ。だけど、これも仕事なんだから仕方ないよな」と、本当に仕方なさそうに佐伯さんは言った>


世界各地で突発的に発生した「空想病」による世界危機からしばらくたったある日。
受験当日に空想病の美少女・穂高結衣の発作に巻き込まれて、キャストを演じることになった受験生・仲西景。物語はそこから始まる。

最初は廚二病のパロディかと思ってたら、SF映画にもなりそうなドラマティックな設定で、グイグイ引きこまれてしまいました。



1巻が綺麗に終わっているので、2巻はどのように展開されていくのか。他の空想病患者も勿論出てくるでしょうし、続きが楽しみです。


空色パンデミック1 (ファミ通文庫)

空色パンデミック1 (ファミ通文庫)