デート・ア・ライブ4 五河シスター

シリアスとギャグの混じり具合が絶妙な「デート・ア・ライブ
今回は、士道の妹・琴里が対象に。

全てを知る琴里だけに攻略は非常にハイレベル。
士道がどう攻略するのかが読みどころ。

3巻で圧倒的な力を見せた狂三の真の目的も今後の展開を楽しませてくれること間違いなし。

馬鹿になって読める作品として一押しです。

新約とある魔術の禁書目録3

<「アンタと私は、同じ道を進んでいる。そのことを忘れんじゃないわよ」>

とうとう美琴さんが前に出てきましたか。やっとというかなんというか。

ハワイ・オアフ島へと降り立った上条さんと美琴、その他大勢…。
いつもと少し違った視点で描かれる本作は、多少の違和感を感じましたが読み進めるうちにその仕掛けを知ってニヤリ。

一方通行や浜面との共同戦線も見どころ。


実際の土地を舞台にしてるから、ハワイの地図を見ながらだと「ここに当麻がいて、ここに大統領、そしてここに」とシュミレーションゲームみたいな感覚でより楽しめるのではないかと。

どこまで続くのか、ワンピース化しちゃってるのであまり終わりを意識せず、そのときそのときを楽しむことにするほうがストレスなく読めますね。

カンピオーネⅫ かりそめの聖夜

<わたしの答えは……今回も同じです。あなたのために『剣』を研ぐ役、いつだって拒んだりはしません。今度もいっしょに、戦わせてください>

一番の楽しみ、草薙護堂が持つ十の権能の一つ「剣」。お約束のラブシーンはそこいらの作品では叶わない濃厚さとディープさがあり正直これを読みたくて、というのが半分あり。

今回はリリアナのターン。普段控えめな彼女が時折見せる積極さがギャップ萌えです。

物語は、何かがおかしいと感じながらもそれが何か分からずにいる護堂とその面々。
その原因を探る為に動くのだが…。

物語としてはそれほど進行せず、むしろリリアナの魅力を堪能する回とでもいいましょうか。

銀髪ポニーテールが好きな方なら迷わず購入!

カンピオーネ! 12 かりそめの聖夜 (スーパーダッシュ文庫)

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デート・ア・ライブ1〜3

<「さあ―私達の戦争を始めましょう」>

やはり橘広司は面白い。異空間から現れるときに異常現象を引き起こす精霊の力を封印する為に選ばれた少年・五河士道。封印方法は、なんとデートしてデレさせること!?とのこと。出会いはシリアスだけど、途中はギャグ、そしてクライマックスは再びシリアスへ。

緩急の付け方が林トモアキに近いものを感じるのは自分だけかしら?

一気に3巻まで読んだのですが、グイグイ引き込まれました!

どの巻に出てくる精霊も個性があって、デレさせてオトすという流れは変わらないのに全然マンネリ感がないです。アドリブというか、アレンジがうまい!

2巻の四糸乃、3巻の狂三と飽きることなく楽しませてくれます。

3巻は次回への引きがあるのでとりあえず1巻から。

何も考えず、とにかく手に取って欲しい一冊です。
絶対に外しません。

デート・ア・ライブ 十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ 十香デッドエンド (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ(2)四糸乃パペット (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ(2)四糸乃パペット (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ(3)狂三キラー (富士見ファンタジア文庫)

デート・ア・ライブ(3)狂三キラー (富士見ファンタジア文庫)

レイセン5 キリングマシーンVS

<「次は何を見せてくれるのかしら。私、とても楽しみよ……私だけの、旦那様」
 エルシアはヒデオの胸に顔を埋めてクスクスとほほ笑むと……そのまま小さな寝息を立て始めた。>

前回のラスト、ヒデオ宅での女子会から続き。ヒデオそっちのけで愉しむ女子たちの家探しに端を発したエルシアの暴走。

触手ものはやはりエロいですなぁ。しかし何より、その張本人エルシアが艶っぽい!引き込まれそうな瞳、対峙する相手を絡め取るような優雅さ溢れる言葉遣い。最近、一番お気に入り。自分も旦那様と呼ばれたい……。

他は、高校生達が使う精霊たちの真実、鈴蘭の女子力UP回と多少ストーリーは展開するものの次巻への引きがメイン。

良作は何度も繰り返し読みたくなる。

さくら荘のペットな彼女5、6

<「空太」
 と少し厳しい口調で名を呼んできた。
 「な、なんだよ」
 やはり、女子を三人も連れてくるのは非常識だといわれるんだろうか。そうだとすると、ちょっと面倒くさいかもしれない。変なところで頑固な父親なのだ。
 警戒して身構える。そんな空太に向かって父親は、
 「俺は一夫多妻制を認めた覚えはないぞ」
 と大真面目な顔で言ってきた。
 「あんたが認めるまでもなく国が認めてねぇ!」>


<「ひとつ、人生の教訓をお前に話しておこう」
 「なんでしょうか?」
 「チャンスは人を待ってくれない。自分の準備が整ってないからと言い訳をして、目の前のチャンスを見逃していると、次のチャンスなど決して訪れはしないぞ」
 「出来ればその話は、お互い服を着ているときにして欲しかったよ」>

空太と父との一幕。
年末年始に帰省する空太に寄生して福岡へとついてきたましろ、七海、みさき。ツッコミ役の空太がどうやって育てられたのか、この両親、妹にあってこの男あり、と納得の五巻。とはいっても、ゲームコンペや七海のオーディション、バレンタインと次から次へとイベントがひっきりなしに続いて行く。しかし、自分は番外的な帰省編が面白さでいえば一番だと思いました。

ていうか、これは六巻への布石ともいうべき巻であるように感じたので次巻へ。




<「千尋ちゃんがいて、仁がいて、ドラゴンがいて、こーはいくんがいる。それだけでも幸せすぎてこわいくらいだったのに、三年目には、ましろんが来てくれました。夏にはななみんまで来てくれました」>


で、六巻。さくら荘取り壊しに反対する一同の頑張りを読んでて切なくなり、さらにはコンペやオーディションの結果まで発表されていくので、怒涛の展開に心揺さぶられちゃいました。どうなったかは読んでのお楽しみということで。

ここではみさきの心の訴えを。いつもおちゃらけてる彼女の真摯な言葉は胸にグサリと突き刺さる。さくら荘最大の危機をどうやって乗り越えるのか?そこが今回の読みどころ。


俺の妹がこんなに可愛いわけじゃない9

<よくわからなかったので、わたしなりにかんがえてみたのですが、きっとこういういみなんだとおもいました。

ねえさまは、好きな人ができたんです。>


<「じゃ、じゃあ……へへ……『桐乃お姉ちゃん』で。あと敬語はいらないから」
 「おっけい。改めてよろしく……桐乃お姉ちゃん」
 「……も、もっかい言って?」
 「え?桐乃お姉ちゃん?」
 「ふおぉぉ……いい」
 桐乃さんは、両頬を押さえ、でれーっと表情を蕩けさせた。
 どうしたんだろう?なんかキモ……いや、気のせいだよね。>

今回は閑話休題ということで、これまでの話で登場した人物達からの視点で物語を描いたアナザーサイドの短編です。

京介と黒猫が付き合い、別れた時期を黒猫の上の妹・日向ちゃん視点から。
沙織がいかにしてオタク道を歩むに至ったのか、エピソード0的お話。
赤城兄妹を絡めた話2編
あやせ視点で見た京介だとか、いつもの京介の無茶エピソードと
読んでてサービス精神に溢れた内容でした。

どれもこれまで「おれ妹」を読んできたならニヤリとできて楽しめるのではないでしょうか。ちなみに自分は最初の黒猫エピソードがお気に入り。妹・日向の飾らない素直な語り口が好きです。あと、あやせのツンデレなのもハートをギュッと鷲掴みされちゃいますね。

2期アニメもはじまるし、本編はもうすぐ完結するし、どういう終わり方になるのか、楽しみです。

多分、アニメラストと最終巻のタイミングを同じにするような気がする今日この頃。