2011-01-01から1年間の記事一覧

今どき女中って奉公って!?

久しぶりに大穴狙いで読んでみました。両親の借金のかたに因業金貸し木津六輔の屋敷に連れてこられ女中となった早苗。そこで跡取候補の三兄弟を含めた住人や使用人達と関わりを持つことでお家騒動に巻き込まれて…。といった話なんですが…。悪くはない、とい…

レンタルフルムーン1恋愛は読みものです

なんとなく懐かしさを感じる作品でした。神が作った世界の設計図を補修する「観測者」としての役目を背負った女子高生・満月ツクモと平穏無事な生活を信条とする読書好きの少年・桐島新太。世界の存亡がかかった依頼をこなしていくことで二人の距離は近づい…

恋する鬼門のプロトコル2   蒼穹のカルマ5

1巻で暗殺されて、それっきりの役だと思っていたユリアの父がなんと、幽霊となって登場!それまで紹介されてきたイメージと違ったぶっ飛んだキャラで葉介にまとわりつき、ことあるごとに「和泉くん、百合亜のオッパイはなぁ…スゴいぞ」と娘の胸について熱く語…

はたらく魔王さま

鉄拳で「こんな魔王は嫌だ」という御題で出てきそうな、某有名ファストフード店で働く庶民派の魔王が主役のゆるめのファンタジー。でも、ちょこっとシリアス。<「炎で田畑を焼き、雷で城を砕き、大水で街を洗い流し、魔物にあらゆる残虐な行動を許した魔王…

B・A・D1     とある魔術の禁書目録21 22

B・A・Dうーん、どす黒い…。 「繭墨霊能探偵事務所」で助手として働く小田切勤の一人称で進められるこの連作短編は、あらすじを読んで「GOSICK」の現代版程度に思っていたら、とんでもない。思わず「正気ですか?」とツッコミたくなるようなダークさを持った…

ほうかご百物語あんこーる

本編が終わっても彼らの日常は終わらない。過去の読み切り+書き下ろしの後日談を含めた番外編。第五話…十七の僕へ 或いは寒戸のことがやはり、良かった。書き下ろしだけあって、全てを締めくくるにふさわしい幕引きだった。これを読まずにほうかご百物語は…

百億の魔女語り1 2

1:オトコが魔女になれるわけないでしょ。サブタイが素敵!それが読むきっかけになりました。話としては、落第寸前のスポーツエリート、アルト・グスタフが単位を取得する為、魔女術を学びに魔女の館で居候になる、とまあこんな話なのですが、ぶっちゃけ面…

恋する鬼門のプロトコル  レンタルマギカ 白の魔法使い

恋する鬼門のプロトコル方向性が、ラブコメなのか、伝奇ものなのか、少々ぶれているように感じた。話の作り方は、主役二人の一人称が交互に展開されるもので、これは非常に面白い。AとBが同じ状況でのすれ違いや共感が巧みにちりばめられてて、じれったさの…

菜々子さんの戯曲 ”Nの悲劇と縛られた僕”

期間限定でネット配信されたこの作品は、 非常に好き嫌いが別れるんだろうな、と感じました。激しいアクションや特殊能力のない平凡な世界の中で 繰り広げられるロジックに、引き込まれるか、引き上げるか。自分は前者でした。小学生から中学生に変わる微妙…

カンピオーネ8 受難の魔王達

リリアナの爽やかな制服姿が眩しい8巻は、本編では読むことのできない護堂以外の魔王達が動き回る短編集。とはいえ、やはり一番の読みどころは誰もが楽しみにしている護堂のハーレムっぷり。 おまけの「邯鄲の夢」で繰り広げられる寸止めっぷりは、堪りませ…

バカとテストと召喚獣9

<Dear愛する貴様。話がある! 放課後、新校舎の屋上で貴殿を待つ! 小山 「………………」 パタン、と手紙を折り畳む。 「どう、良い感じでしょ?」 「木下さん。参考にした本をこっちに寄越すんだ」 「何言ってるの!?ダメよっ!これは吉井君には、 その……難し…

ブラックラグーン2 罪深き魔術師の哀歌   煉獄姫   彼女は戦争妖精6

シェイターネ・バーディに続く第二弾「罪深き魔術師の哀歌」! 面白すぎて、一気読みしてしまった。キャラ一人一人の個性が立っているだけに、どう転んでもつまらなくなることがない。特に今回は、番外編だけあってラグーンクルーよりも周囲のキャラ―エダ、…

文学少女と恋する挿話集4

いよいよ、ラスト2巻となってしまいました!今回は、菜乃や美羽のように、物語の根幹に携わっていたキャラだけでなく、心葉の妹・舞花やなんとなんと、姫倉麻貴の娘・蛍も登場し、番外編といえども,小さな驚きやときめき、感動を与えてくれました。≪会える日…

月光

≪「野々宮君が私の知る誰よりも“つまらなそう”に生きているよう に見えたからよ」≫人生を退屈そうに生きる少年、野々宮。彼が“偶然”、クラスのマドンナ・月森葉子の落とした『殺しのレシピ』を拾ったことから物語「月光」は動き始める。電撃文庫最終選考作品…

ベン・トー6

初登場!仙の妹・茉莉花!! 姉とは違った小学生ならではの明るさと積極さに ロ○ではない佐藤でさえもうメロメロに。しかし、やはり彼女も狼の妹。半額弁当に対する熱意と興味は 半端ではなかった。≪茉莉花が細いその腕を僕の首に巻きつけ、ギュッと締めてくる…

オーディオドラマのブログ作りました。

最近、オーディオドラマのブログを立ち上げました。「きくドラ」http://www.voiceblog.jp/kikudora/耳で聞く古典文学を目指したHPとして、 今後活動をしていきますので、もしよかったらぜひ 来て視て聞いて下さいませ。宜しくお願いします。

さくら荘のペットな彼女1 2

≪「たかだか進路調査もあんた見ていると意味があるような気がするわ」 「は?普通は無意味ってこと?」 「『とりあえず進学』って書かない生徒を発掘するためにやってんのね、きっと。教師が張り合いを感じるためにね」 「はあ……」 「大人になればわかるわ。…

ふたりの距離の概算

米澤穂信「古典部」シリーズ最新作は、春のマラソン大会から始まりを告げた。しかし浮かない顔の奉太郎の頭を占めるのは、古典部に入部した新入生・大日向友子のこと。彼女はなぜ突然、入部を取り辞めたのか?その謎をマラソン大会の最中に解くことを命題に…

ほうかご百物語9

いよいよ最終巻!! 前回で大祓も退けて、カップルが定着してきて何となく番外編のノリで展開したので、「このまま終わりかな」と思ってたら、イタチさんの存在を左右する重大な事実が明らかになって…。最後まで緩急つけたラブコメ感を失わずにベタ甘テイスト…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない7

勢いでザザッと読みましたが、今回もラストにアッと驚きの展開が待ち構えてまして……。冒頭から順を追っていくと、桐乃と京介の恋人騒動をきっかけに動き始める人間関係。それにしても、黒猫の動揺が後半にあんな騒動を起こすとは……。いやはや、女心は分から…