新明解ろーどぐらす2〜5

久しぶりの更新。一気読みしちゃいました!「はがない」の亜流かと思いきや、終盤からの展開は 一気にシリアルサスペンスの体をなして、 最初のゆるゆる道草展開はどこへいったのやら…。日常系として構えていたらとんでもないですよ!! 特に、4巻からの急展開…

新約 とある魔術の禁書目録2

次巻へ向けての期待に満ちつつも少々物足りなさが残った2巻でした。今回は学園都市に戻った我らが「不幸の代弁者」上条刀麻の凱旋と ヒロイン達の顔出し、そして伏線説明がメインとなります。それでもさすがというか、安定した進み方で次回へと繋がりました…

101番目の物語3、4

3巻 <「さあ、『百物語』を始めよう―」> 4巻 <我ながら 我ながら節操が無い。 そう痛感して俺はせめて床に正座していた。>3巻で主人公としての能力に目覚めていよいよ王道バトル展開に突入かと思わせるラストで伝説の主人公「終わらない千夜一夜」が現れ…

鋼殻のレギオス18クライングオータム

<「人間というのはどうしょうもない生き物ですね、まったく」 努力や誠意、想いが、その方向性のままに終点へと辿り着く可能性は低い。多くの人間は事の大小はあれど失敗や裏切りや失恋を経験する。 カリアンもそれを経験したし、経験したからこそここにい…

俺はまだ恋に落ちていない

久々に初々しい作品を読んだ気がします。荒削りだけど、読んでて退屈せず、ありきたりな表現だけど「瑞々しい」ってやつでしょうか。作者曰く「読みたいものを書いた」ということですが。そんな、作者の「読みたいもの」として発売された「俺はまだ恋に落ち…

101番目の物語2

「変態王子」とはうって変わって王道といって差し支えなきハーレムものラノベ。 101番目の百物語の主人公として、美少女のロア(都市伝説)を従えることになったモンジこと一文字疾風。<「弱いから強がるんだ。弱いから負けないように頑張るんだ。あいつは…弱…

変態王子と笑わない猫5 

<ともかく―女の子に順番をつけて適切な選択肢を選べば、 お仕着せのハッピーエンドが降ってきておしまい? そういうルールはゲームの中だけで充分だ。ぼくらは現実の物語の中に生きている。 現実の終わらない世界のなかで、ずっと生き続けなければならない…

マージナルオペレーション

<まあ、一年仕事したら日本に戻って、そこからまた見始めよう。などとおもった。今は貯金が出来る事を喜ばねば。 いずれにせよ、僕は与えられた課題をこなし続けていた。><もうまっぴらだ。 僕はそう思う。 自分がその片棒を担いでいるのに気づいてしまっ…

囮物語

……絶句……。何も言えません。読み進めていくたびに「どうしてそうなるの」という気持ちが強くなり、 読んでる間ずっと焦燥感だけが募ってしまった。「何もできないのに」ね。 千石撫子の一人称。神原駿河とは全然違う後味の悪さが残ります。前向きに進もうと…

花物語

久方ぶりの更新。 この一カ月、色々読みましたが更新する間がなかなか…。 とりあえず今回は「花物語」を。総天然腐女子・神原駿河が主役となって直江津の街を駆け巡る! と言いたいところですが、どちらかといえば青春の苦悩を描いたような…。 読後は、ほろ…

覇道鋼鉄テッカイオー

心身を極限まで鍛え、兵器をも超えた力を持つ存在・武侠。 童貞のみが使える強力な武術『童子神功』を使うカザンは、ある時、相棒の美少女・ルゥランと共に海賊から一人の姫君を助ける。しかし、同時に海賊の背後に控える恐るべき敵の存在を知ることとなる。…

恋愛サイケデリック2

<「―男だろうが女だろうが私にとっては佐那は佐那だよ。これからもずっとね。」> 前回、予想以上に面白かった「恋愛サイケデリック」の2巻をやっと読みました。 今回もトリックスター「彩家亭理子」の活躍は爽快でした!相棒・円馬佐那の男装がとうとうバ…

ゴールデンタイム1 2

さすがは竹宮様。 ぐんぐん引きこまれて一気に読んでしまいました!「とらドラ」のように【告白】までが寸止めではなく、一気に当人へと突っ走っていくのは、やはり大学と前回よりも過激さが上がっているのではないか!?主人公・万里の視点がユニーク!最初…

空色パンデミック2

< しかし、考えたくもないことだけど、その想いすらも、トゥラウム波によって作られたものだったとしたら? 感染者だった僕にそのことを否定することはできない。 自分のことなのに、答えが分からなくなってしまう。>久々に廚2病テイストが楽しめる作品に…

ベントー7 7・5

ベントー7 <「どうだい、洋。言った通り金はかからなかっただろ」 ……代わりにとんでもないものを失いました。僕の心です……。>本人の思いとは裏腹にドンドン男同士の世界に引きずり込まれていく佐藤。 まるで白粉の歪んだ欲望が執念となったかのように具現…

カンピオーネⅩ  彼女を言い負かすのはたぶん無理

カンピオーネⅩ<「草薙護堂。よい機会ですから、申し上げたいことがあります」 リリアナに凛々しく訴えられて、護堂は背を正した。 「あなたにはそろそろ、複数人の女子との恋を同時進行で愉しむドン・ファンとして、 確固たる自覚を持っていただきたいと思…

空色パンデミック1

<―よくやるな。 佐伯さんは僕の心の中を見透かしたように「よくやるな、って思っただろう?」と笑った。 「いや、まあ、……ほんの少しだけ」 僕はまごまごしながら答えた。 「俺もそう思うよ。だけど、これも仕事なんだから仕方ないよな」と、本当に仕方なさ…

101番目の物語1

<「どうして電話に出なかったのですか?」> 5巻まで既に発売されている「101番目の物語」ですが、ブログでの評判を聞いて 早速読んでみたわけなんですが…。面白いです。これ。タイトル通り、階段の百物語をモチーフにしてあるんですが、 なんの能力もない…

バカとテストと召喚獣10

<「いいかお前ら。俺達―Fクラスは最強だ」>いよいよAクラスとの再戦となったFクラス。 知略を尽くした決戦に血沸き肉踊る展開で盛り上がってきましたが、 暗躍する3年や何か挙動不審な瑞希など、一筋縄ではいかない様子。衝撃のラストに驚きを隠せませ…

レイセンFile.4 サマーウォー

<ダッ、とヒデオは逃げ出した。 ガッ、と花果菜がその手を捕まえた。 「川村さん、どこへ行こうというのです」 ギギギと、花果菜が華奢な腕からは想像もできない力で、ヒデオの腕を締め上げる。 グググと、ヒデオが細腕からは想像もできないヒキコモリパワ…

まよチキ8

<「ねぇ、おにいちゃん。いっしょのお布団で寝ようよぉ」>デレ月さんでもなく、ヤミ月さんでもなく、新しい第三のキャラ、デレちゅきさん!フリーザ様の最終形態の如き無敵の強さを誇る彼女を満足させることが、ジローの使命!!ここまで引っ張ってきました…

恋愛サイケデリック

デビュー作「月光」で気になっていた間宮夏生の新作(とはいっても半年以上経ってますが…)をようやく読了。最初は、当て字の人物名に奇面組的なコメディかと思ったのですが、読んでみると意外にシリアスな内容にドンドン引き込まれてしまいました。主人公「ス…

俺の妹がこんなに可愛いわけがない8

<―ボーイ・ミーツ・ガールというのは、面白い物語の定石なのよ―>8巻は桐乃、黒猫、麻奈美と女性陣それぞれが輝いていた。それにしても、黒猫の活躍ぶりが半端ない。京介に告白をしてからというもの、彼女としてのステップアップを順調にかけのぼり、それに…

タイムスコップ

いわゆる、NHK青春アドベンチャーの「タイムスリップ戦国時代」ですかね。 歴史の節目節目で時代に介入してしまう、前回の『七花時跳び』とは対極の作品 ドタバタコメディに終始するかと思ったら、 後半はドタバタを残しながらもシリアスに路線変更。 始…

七花時跳び

<「私、たった今、昨日から帰ってきたんです!」> 名作「タイムリープ」を輩出した電撃の時間移動もの。「鷲見ヶ原うぐいすの論証」の作者の作品です。 内容はぶれてましたが掛け合いは面白かったので、読んでみることに。ほのぼのしてて面白かったですね。…

キケン

これは面白かった!男なら、これを読んで燃えないはずがない!! と断言できる面白さ。あとがきを読んで、「うんうん」と思わず同意してしまいました。学生時代の疾走感、過ぎ去った後の回顧,部活に打ち込んでた貴方に読んでほしい 一冊です!!キケン作者: 有川…

ヘヴィーオブジェクト 巨人達の影

今回もクウェンサーとヘイヴィアの毎度ばかばかしい掛け合いが楽しめました。あれですな「危ない刑事」を彷彿とさせる コメディタッチのトークにシリアスなアクション!やっぱり何も考えずに読めるのがいいですね。ここでは基本的にあまり作品の内容に触れな…

シアター!

<「人間が何かを諦めるのに必要な条件って分かる?」 解答を待つ表情になった千歳に、司は笑った。さぞや意地の悪い顔になっているのだろうなと思いながら。 「全力でやって折れることだよ」>真理を得た答えだと思います。自分の兄も今年35になるのだがい…

変態王子と笑わないねこ1〜4

10月のLNFにさがら総さんがゲストとして登場するとのこと。そういうわけではないのですが、久しぶりに前評判とか調べずに勢いで読んでみました。 1巻 <「聞いてくれ!バーバラさんはただの抱き枕だから!」><「……今すごく大事な予定が入ってるんです…

鋼殻のレギオス17 サマーナイトレイブ

閑話休題といったところでしょうか。 つかのまの学園生活編。 でも、基本的に前回戦ったナノセルロイド・ドゥリンダナを経て 悩み進むレイフォン達。レイフォンVSニーナ&クラリーベルに始まり、メイシェンの衝撃の告白とテンション上がりっぱなしのツェルニ…