2009-01-01から1年間の記事一覧

学校の階段8,9

やばい!やばすぎる!想像以上の展開に驚きを禁じえません! 7巻でおあづけになってた山上との階段レースを主軸に巻き起こる人間ドラマ。 羽佐間君の心の闇に潜む救いの声 いずみとの隠された関係 御神楽と羽佐間の許嫁の真相は? そして、その後の前生徒会…

学校の階段7

で、七巻。一気に読んじゃいました。今回の読みどころは 「筋肉をバカにするな!」 この一言に尽きます。 自分自身に素直になることを覚えた缶バッチの「ただ走りたい」という衝動は まるで、空気を求めて真っ赤に燃えている消化不良の猛火のようでした。生…

学校の階段5,6

前巻で決着が着かないままだった井筒と凪原の恋愛勘違い騒動も、新キャラが乱入し一層の混乱を起こしつつも、一応の収束を迎えることとなった。 登場人物の中で最も引っ込み思案な凪原が、一番美味しいところを持っていったのは今回の流れでは必然といえよう…

学校の階段3,4

今回のお話は、3と4で上下巻と考えてもいいんじゃないかと。自身を巡る争奪戦を通して、過去を振り切る泉とその影で少しずつ少しずつ闇を溜め、一気に吐き出した三枝。 部の中核である2年二人の思春期ならではの悩みにピックアップされ、微妙にリンクされた…

ベン・トー3

一、二巻のときと少し違って、佐藤というよりは沢桔姉妹の話になっている。ただ、だからといってギャグパートが減っているわけじゃない。ポイントはしっかり押さえられていて、むしろしっかりと味付けされたものになっていた。特に、佐藤とあやめのラブシー…

文学少女と恋する挿話集   ベン・トー1 2

ここ数日は実家に帰省していて、なかなか読む時間がとれなかった。仕事の移動時間で上の3冊を読了。「文学〜」は、目出度く本編終了となったその後と、本編の合間の日常が楽しめる。それにしても、「革命する労働者」には大笑い。「文学少女」ってもうちょ…

アニスと不機嫌な魔法使い   デュラララ!!

恐ろしく対照的な二冊であった。片や魔法使いのもとに引き取られた少女のお話で、王道を地で行く分かりやすさと安心感が溶け込まれた文章。片や池袋に住まう人々の表と裏を首なしライダーという都市伝説を軸に、スピード感あふれる文体で勢いよく読ませる。…

レンタルマギカ 吸血鬼と魔法使い&妖都と魔法使い&ありし日の魔法使い&魔法使いの妹

まとめて読んじゃいました。あまりにもまとめて読んだので、話の内容が交錯しちゃいどれもうる覚え……。……おもしろかったので、一気に読んだということで……。「吸血鬼〜」は、総力戦でもツェツィーリエの豪放磊落な潔さに、前田慶次のカブキ者精神を 見た……気…

シャングリ・ラ

最近、アニメが放送されているあれです。いや、面白かった。二転三転する話に振り回されながらも、最後に迎える大団円に ホッと一息つくことができました。それにしても、長かった。ページ数592の二段組み。よく読めたと思う。 でも、その長さを全然感じ…

「映画」鴨川ホルモー

まずは、上演後のお客さんの声をいくつか。 2つ隣の男二人組大学生風 「うすいんだよっうすい!」階段で前を歩いてた女子高生四人組「走りながら叫ぶのとか面白かったよねー」 「ほんとにあったら面白いねー」など脳内前評判より予想以上に面白かった。山田…

神様家族4

なんだろう。1巻を読んだときは、[あんまり好きになれないかも]と思ってたけど、今回の短編集は結構気に入ってしまい、何度も読み返してしまった。今まで1、3を読んだが、1はキャラ紹介的な要素が強く、主人公が少しボヤけてるように感じたが、3ではキ…

カンピオーネ3

草薙護堂はどのようにして王になったのか。エリカとはどこで知り合ったのか。二人の出会いから、王になるまでを描いた今作を読んで一つ思った。 「巻き込まれる原因はおじいちゃんなんだ」と。他にもいくつかの要素が合わさっているんだけど、きっかけはやっ…

バカとテストと召喚獣3,5  4

ここ2、3日ずっと1から4までを繰り返し読んでいる。口語体中心で書かれている本作は、容赦ない会話のやり取りが絶妙な笑いを醸し出している。何度読んでも笑いが止まらない。合間にあるバカテストの珍回答にも電車の中で読んでいて噴き出してしまう始末…

ある日爆弾が落ちてきて  神様家族   バカとテストと召喚獣123

「あるひ〜」は古橋作品の中で一番だと思う。「ブラックロッド」とその他、2,3作品しか読んでないけど、それでも思う。「ボーイミーツガール」と「時間」をテーマにした短編集なのだが、「ループ」、「スキップ」、「ターン」など様々な技法で描かれ、さ…

カンピオーネ!1 2  黒猫の愛読書Ⅱ  お留守バンシー

主人公が「神殺し」として絶対の能力を持ち、神話に登場する神々と戦う。主人公が絶対的な力を持つ物語ってあんまりないから新鮮だった。主人公、草薙護堂を始めとする「王」が倒した神から相対する神々まで、古今東西問わず様々な神話が語られ、神話好きな…

魔王城一限目

田口千年堂は初めて読んだが、全体的にほんわかした優しい印象を受けた。人間の及びもつかないような力を持つ魔人の教師になってしまった主人公エイゴ。物語は何と言おうか、優しい悲しみが通り抜けて行く、少し切ない、だけど未来を感じさせる、陽だまりの…

やってきたよドルイドさん2

シャレ姐さん可愛すぎる!こんな無邪気なペットが毎日癒してくれたら……。と、そんな夢物語は置いといて、内容は短編集で、前回同様、自宅警備員の皆さまが思わずにやりとしちゃう小ネタがそこかしこに散りばめられており、にやりとさせてくれます。二巻目と…

とある魔術のインデックスSS2 ドラゴンキラー売ります

なるほど、SSってショートストーリーの略だったのか!はじめ、SS1を読んだ時は気付かなかったけど、今回、あまりにも多くの掌編と、少しづつリンクしている内容、そしてあとがきを読んで気づいたわけで。注意力がたりなかったー。内容の面白さよりも、…

星のダンスを見においで

いやー、面白かった。やっぱりソノラマ文庫は最高!主人公の唯佳が行きつけの小道具屋の店長が実は宇宙海賊だった!?そして、その店長を狙う海賊たちが続々登場して大パニックに……とこんなはなしなんだが、みんなイキイキしてて、読んでるだけでにやにやし…

とある魔術の禁書目録17

前回、後方のアックアを退けて平和が戻ってきたのも束の間。土御門によりイギリスに連れ去られ舞台はイギリスへ。となるはずが、道中の機内でもひと騒動。一体どこまで不幸なんだ上条は!と同情したくなる(涙)イギリス清教の総本山、ロンドンではまたも陰…

誰かのリビングデッド

「ドラゴンキラーあります」の人だから期待してたんだが、ちょっとぱわあ不足かも。別につまらないというわけでなく、リビングデッドが主を求めて探すとかいいとは思うんだが、なんだろなー。上手く言葉にできない。プラスやデル、ナミにしても突き抜けたも…

黒猫の愛読書

久々に角川スニーカーを拝読しました。往年の学園伝奇ものを感じさせ、妖魔夜行を思い出して少し懐かく思いました。本と会話できる能力や化け猫、主人公の紙村綴が眼鏡を外すと超絶美少女になるとか、要所要所に王道を抑えたつくりで、ラノベを読むきっかけ…

文学少女と神に臨む作家 上下

とうとう読みました。「文学少女」完結編。 上巻で心葉がダメダメなほど下巻での成長がまぶしく、遠子先輩のお株を奪う勢いで輝いてました。 たぶん、ななせファンとかは「どうしてこんな終わり方なんだ!」と思うのかもしれないが、それぞれの道を歩き始め…

ドラゴンキラーあります ドラゴンキラーいっぱいあります

面白い、面白いと言われても流していたんですが、とうとう読みました。10年ほど前に「魔術師オーフェン」を読んだ時に感じたワクワク感。悪が悪と戦うときの、手段を選ばずなんでもあり。卑怯、ずるいは敗者の戯言と言わんばかりのだまし合いがたまらなく…

護くんに番外編で祝福を4

一年ぶりの復活に驚きました。てっきり、番外編3で終わりだと思っていたから。それにしても、今回はえーちゃん特集!いいですねー、えーちゃん。今回も行き過ぎた天然ブリが楽しませてくれました。 しかし、一話目は少々毛色が違っており、SF色が色濃く出…

パララバ  文学少女と月花を孕く水妖

久しぶりに新作を読みました。「パララバ」、これはタイムリープものが好きな方には絶対に読んでほしい作品です。構成もよく練られていて、「携帯電話からこんな風に世界を広げられるのか」、と驚いた。まだ見ぬ想い人とのすれ違いは読んでて切なくなる、は…

神様もゲーム

「神様」シリーズとして9作目の今回、今までに比べるとかのう様の登場シーンは減っており、ファンには少々物足りないかも。しかし、秋庭の唯我独尊ぷりは相変わらずで、読んでるこちらも一刀両断ぶりにすっきり?させてくれる。それにしても、お約束とはい…

お隣の魔法使い 語らうは四季の詩   やってきたよドルイドさん   R・O・D3

お馴染み、「お隣〜」シリーズ。いつも、ほんわか楽しませてくれるんですが、今回は少々物足りない感が。なぜ、いままで感じていた魅力が薄くなってしまったのか。分析するに、これだけを読んだからと思われる。この作品は、作者もあとがきで書いているよう…

学校の階段2

前回、様々な困難を乗り越え、晴れて生徒会公認となった階段部に訪れる新たな試練。それに刈谷と九重の過去が絡み、物語はより深い部分に。でも、生徒が帰った後に一人で階段走ってるなんて……刈谷って結構ネクラだなー。そして、やはり今回も四姉妹のぱそげ…

隣の魔法使い 永遠は三つの願い

疲れた夜にはこれを読んで、いい夢を見るに限る。今年の春一番にのってやってきた子猫達。彼らは一猫(いちにゃんこ)、二猫(ふたにゃんこ)と春を数える単位になってるらしい。ああ、紙袋に入って転がる子猫達……可愛いんだろうなー……想像しただけで身がよじれ…